2016.03.22

エディンバラへの出発当日

朝は8時半に羽田空港貨物ビルのゲート前で三井倉庫エクスプレスの担当者さんと待ち合わせ。ペットタクシーを事前に予約してホテルに来てもらった。予約の電話口で「軽のワンボックスだから荷物もたくさん入るよ」と自信満々だったわりに、ダンボール2個、中型スーツケース1個、小型スーツケース2個でいっぱいになり、猫が乗せられず焦る私たち。結局スーツケースの上に猫ケージを載せ、滑り落ちないようにトムと2人で押さえるという苦肉の策でなんとかクリア。

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車内で鳴き続けるたまちゃん。


嫌な予感は的中し、「国際線の旅客ターミナルの1階に向かって下さい」と言ったのに、微妙に辿り着かない。車窓から見覚えのある貨物ビルが見えたので、「そ、そこ曲がって下さい!」と言ってやっと貨物ビルのゲートに到着。Googleマップのストリートビューで予習しておいて良かったよ…。

待ち合わせの場所で、猫ケージと書類一式を検疫に立ち会ってくださる担当者さんに渡し、ここで猫たちとはさようなら。後ろ髪引かれる思いだけど、もう何もしてあげられない。向こうで待ってるから、頑張るのだよ。

そのまま今度は旅客ターミナルに向かい(案の定また運転手さんは道に迷った。料金は12000円)、今度は自分たちの出発準備。ちなみに猫のフライトは15時台、私たちのフライトは11時台で、猫の引渡しが8時半だったので、時間的にはちょうど良かったのです。

チェックイン後、唯一残してあった私の携帯電話を空港内のauで解約。他にはお客さんがおらず、ほんの2-3分で終了。

トム母とトム兄&嫁が見送りに来てくれていたので、最後にお茶をして出国審査へ。

ラウンジにいる間に三井倉庫エクスプレスさんから猫たちのチェックイン前の写真が送られてきた。その後も随時、「フライトが時間通りに出発しました」とか「フランクフルトに着きました」とメールを下さったので安心できた。荷物と一緒でトラッキングできるわけだね。

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もう心配していてもどうしようもないので、久しぶりのビジネスクラスを満喫。ビジネスクラスどころか海外に行くのは、2009年にアメリカから帰国後、2010年にホノルルマラソンに行った以来。どんだけ海外志向が低いのでしょ。

映画をいっぱい観ようと思っていたけれど、結局観たのは「キャロル」だけで、あとはフルフラットのシートで思い存分眠っていた。よく寝たのでロンドンまではあっという間だったけど、ヒースローでの乗り換えがけっこう大変。最後の機内持ち込み荷物のチェックでトムが引っ掛かり、かなりの時間が取られてしまった。旅慣れているはずのトムが歯磨き粉やら化粧水やら香水やら液体をたくさん手荷物に入れていたのだ。「いつもは平気なんだよ」と言うけれど、100ml以上のものはダメだとかジップロックに入れろとか決まり事があるでしょ。ちょうどベルギーでテロがあった日だったので、チェックが厳しくなったのかもしれない。

エディンバラまでのBA便ではびっくりするほどまずいスナック菓子を食べながら、これから先の食生活に思いを馳せた。

空港ではリロケーションエージェントの友達の息子だという若者が待っていてくれて、全部で10個の荷物の引き取り、新居までの運搬と運び入れを手伝ってくれた。

この日は新居近くのホテル、The George Hotelに泊まった。猫は乗り継ぎ地のフランクフルトで1泊中。
2016.03.21

船便と倉庫への荷出し

ご無沙汰しています。無事エディンバラに着いています。自分のためにも記録を残しておきたいので、時系列で引っ越し関連の出来事を綴っていきたいと思います。例によってタイトルも変わりましたので、あらためてよろしくお願いいたします。

3月21日。朝からヤマトロジックスさんがいらして、ひたすら荷造り。午前中はスタッフの方が3人だけだったけど、午後からたくさんのスタッフの方が合流して一気に仕事が進んだ。

私は荷造りはしないけれど、お掃除したり、荷物の最終的な仕分けをしたり。一箱ずつ書類に値段を書いていくのではなくて(保険用)、すべて終わってから値段を書く感じだったので、箱の中身がはっきりしないまま値段を付けた感じ。やっぱり自分で荷造りするほうがいい面もあるね。

作業の間、猫たちはケージに入れて部屋の隅にスタンバイ。最初は鳴いていたたまちゃんもそのうち諦めたのか、ウトウトしたりして。

少しでも早く猫たちを静かな場所に移したかったので、ホテルに入れる15時に猫だけ先に移動。うちの近くのサービスアパートメントとはいえ猫を持って歩いていくのはかなりきついので、noirさんJさんご夫婦に車を出してもらい猫と手荷物で2往復。本当に助かった!事前に買っておいた折りたたみケージの中に折りたたみトイレを設置し猫はそのままホテルに放置。マンションに戻ったら、もうほとんど引っ越し作業は終了していました。

最後の手荷物とゴミを整理し、ご近所にご挨拶(上下左右の部屋)。まだ1年しか住んでいないけど、ご近所さんにも恵まれ、安心して生活できました。

トムと2人で歩いてホテルに行くと、猫たちはまだまだ怯えた様子。ベッドの下に逃げ込まれて連れ出せなくなると困るので、たまちゃんは折りたたみケージから出さないことにしたけれど、ちゃんとトイレも使っていたし少しは落ち着いた様子。

パニャは部屋の中を探検しまくり、夜はいつものように私の腕枕で朝までグッスリ。パニャは私さえいれば、どこに行っても大丈夫だと確信しました。
2016.03.17

荷物の仕分け

出発まであと5日となりました。友人に会ったり、お世話になっている人に挨拶に行ったりして出掛けることも多く、あまり実感がありません。

その1番の理由は、家の中に普通に荷物があり、不自由なく生活できているから。海外引っ越しの場合は、箱の内容物や値段を記入する税関書類を作らないといけないので、自分で勝手に箱詰めして封をするわけにはいかないのです。

航空便は先週出しました。重量が60キロまでだったので、イギリスで使うために買った炊飯器、トイレのスッポン、室内物干しラック、裁縫道具、猫の爪とぎ2つ、トムの仕事用の靴を2足、鍋や包丁など最小限の調理用具と食器を入れました。

あとは倉庫に入れる物、船便で運ぶ物、受託手荷物の3つに分けなければなりません。

船便は到着まで2ヶ月もかかるそうなので、出来るだけ手荷物で持って行きたい。手荷物でいくつまで持って行けるのか旅行代理店に確認したら、全部で11個ということでした。内訳は、JALのビジネスクラスは1人3個まで無料、トムはワールドクラブ会員なのでプラス1個、JALのファミリークラブの会員がJAL赴任プランに申し込むと(どちらも無料で入会可能、条件あり)、1人2個追加できるとのこと。で、合計11個なのですが、全部が無料なのはJALの区間だけなので、うちの場合は乗り継ぎのロンドンからエディンバラ区間は4個分有料になります。1個1万円くらいらしいので、支払って11個受託手荷物として持って行くことにしました。あとは機内持ち込みギリギリの大きさのキャリーバッグが2個です。

スーツケースは2個しかないので、残りの9個は引っ越し屋さんにもらうLサイズのダンビール箱。たくさん入れられていいのだけれど、それをどうやって空港に持って行くかが問題。何かいい手はないかと調べたら、JAL空港宅配+手ぶらサービスというのを発見。自宅やホテルに引き取りに来てくれて、次に荷物を受け取るのは最終目的地の空港。タグだけ、出発空港のカウンターで受け取ればいいのです。うちから羽田だと1個2160円。安くはないけど、楽さを考えたら全然OK。早速申し込みました。エディンバラ空港から家までは大型タクシー2台を手配してもらいました。荷物を家に下ろしたら、必要な物だけ持ってその日はホテルに泊まります。

今日はカラフルで大きめの付箋を買ってきました。家具や箱に「船便」とか「倉庫」と書いて色分けするのです。分類して付箋を貼っただけで「何もしていないけど、本当に大丈夫かなー」という不安な気持ちがぐっと減りました。私はトムと違って「何とかなるさ」という性格ではなくて、綿密に計画を立てて、早め早めに済ませないと気が済まない性格なので、こういう事で精神的な安定を手に入れるのはとても大切なのです。

2月20日に「これから出発の日まで平日の夜はすべて飲み会で埋まったから」と宣言し、本当にその通りだったトムも、明日が最後の出勤。今まで全然使いものにならなかったぶん、3連休は頑張ってもらいますよ。

fc2blog_20160317194732803.jpgわかりづらいけど、パニャが上のハンモック部分で寝ていて、たまちゃんは下の箱の中にいます。ちゃんと2段ベッドとして使っています。

2016.03.11

猫の渡英準備 ⑤

猫のイギリス入国に関わる書類がすべて完成しました。

フライトが確定した後、三井倉庫エクスプレスさんが検疫に輸出検査申請書を提出、それを元に検疫がEUフォーム(a third country official veterinary certificate) の内容を埋めたものを送って下さいました。

EUフォームに終わりのほうに、獣医さんのサインをもらうところがあるのですが、そこは出発当日の検疫検査で動物検疫所の獣医官がサインをするのでかかりつけ獣医さんのサインは必要ないとのこと。これにより、猫の入国の10日前以降にかかりつけ獣医さんにサインをもらいに行くという手間が省けました。

EUフォームの必要な部分を私が埋めて署名をし、羽田空港の動物検疫とエディンバラの輸入代行業社に事前確認をしてもらい、無事OKをもらえました。

その他、検疫に直接提出する書類以外に、以下の5種類の書類を記入しました。

・ルフトハンザ動物運送申告書
・三井倉庫エクスプレス免責同意書
・通関委任状
・ARC Reservation Form (エディンバラの輸入代行業社に提出するもの)
・Import Instruction for Non-EU customer (上に同じ)

すべて三井倉庫エクスプレスさんが用意して郵送してくれました。内容は特に難しいものではなく、サインが中心です。

あとはすべての書類の原本と事前確認済みの各証明書類を猫と一緒に当日三井倉庫エクスプレスさんに預けるだけ。これでずいぶん気が楽になりました。

もちろんまだまだやることはあるので気は抜けません。

fc2blog_20160311173225369.jpg無理矢理感が漂う写真。ここまで出来るようになっただけでも大進歩です。

ここ2ヶ月くらい、猫同士の会話がすべて「キュルルル」という鳴き声だけで行われるようになりました。2匹が出会った頃はシャーシャーしか言わなかったのに、今や妙に優しい声でキュルルル、キュルルルと会話をするのです。人間に対しては今までどおりニャーです。暖かい寝床の奪い合いの時にも優しくキュルルルと鳴きますが、たぶん内容は「ちょっとあんた、どきなさいよ」という感じです。なんなのでしょ、あの謎の声は。
2016.03.09

家が決まりました。

まず、今住んでいる東京のマンションを借りて下さる方が決まりました。

仲介は東京R不動産さんにお願いしました。業界では有名なちょっと変わった不動産屋さんですが、80平米ちょっとのワンルームという変わった間取りや川沿いのロケーションというかなり個性的な物件を借りてくれる人を見つけるのはR不動産さんしかないと以前から思っていました。

おかげさまでサイトに掲載されてすぐ申し込みが入ったのですが、ご実家の事情で急にこの春の引っ越しが難しくなったとのことでキャンセルになり、継続して募集していたところ、無事他の方から申し込みが入りました。申し込んで下さった方は2件とも夫婦+猫2時という組み合わせ。類は友を呼ぶということでしょうか。猫飼いの方に住んでほしかったので願ったり叶ったりです。

エディンバラの家も決まりました。先日のトムの出張で家を決めてくることになっていたので、それまでに私が候補の物件を決め、内見のアレンジをしてもらいました。11月末から現地サイトの cityletslettingweb をチェックし始め、常に10戸くらいの家を候補に入れていたのですが、それまでたいして動きがなかったのにトムの出張の1週間前くらいから急に物件が消えていきました。2月の終わりに動きが多いなんて予想外です。最終的に5戸分の物件チェックファイルを用意してトムに持たせたのに、トムの内見の日にはそのうち2戸しか残っていなかったという(涙)。

結局その2戸と、現地のエージェントが見繕ってくれた物件を1戸見ただけです。FaceTimeでトムとリアルタイムでやり取りしたり部屋の中を見せてもらいながら(便利な世の中になったものです)、最初から上位候補の1つに入っていた物件に決めました。この物件はロケーションはいいけど、ペット不可と明記してあったので難しいと思っていたもの。7-8歳のおとなしい雌猫2匹と言うとあっさりOKになったようです。特にペットについて明記していない物件でも交渉すれば半分くらいは猫OKになる感触でした。

イギリスはほとんどが家具付きの物件ですがこの部屋は家具なしだったところも気に入った点です。家具付きの家もチェックしていましたが、正直自分好みの家具の家はなかなかないのです。出来るだけ今使っている家具をそのまま使いたい。短期の滞在や単身赴任だったら家具付きのほうがいいと思いますが…。

トムの会社の日本人の多くは、地下に駐車場があってコンシェルジェがいるような新しいフラット(集合住宅)に住んでいるのですが、そういう物件は数が非常に少ないうえ、ちょっと郊外にあることが多いのです。私たちはエディンバラの中心の駅に近い所でかつ New Townといわれるエリアが良かったし、エディンバラらしい築200年(?)みたいなフラットに住んでみたかったのです。セキュリティー面と水まわりがちょっと心配ですが、まあ何とかなるでしょう。ラバーカップあるし!1番の理想は築古で中がリノベーションしてある物件。外は古いままでも、中は建築家がデザインしてリノベしてあって、びっくりするくらいモダンな内装だったり床暖房やペアガラスが備えられた物件もあるのです。残念ながらトムの出張中にはそういう物件は出ていませんでした。うちは見かけ通りの古い内装です。

fc2blog_20160309114832c69.jpgこんな感じのフラットです。全部繋がっていて、どこまでが自分たちのフラットの建物なのかわかりません。これじゃ建て替えなんて無理なわけです。

2016.03.08

ビザの申請と買ったもの

先週、英国ビザの申請をしてきました。トムの海外出張がギリギリまであったので、申請がすっかり遅くなってしまいましたが、特急仕上げコース(優先サービス)を利用することで、数日で発給してもらえるようです。

基本的にビザの申請に関しては代理店が準備してくれたので難しいことは何もなくて、戸籍謄本を取りに行くのがちょっと遠かったことと、背景が白の証明写真の機械が少なくて探すのが大変だったくらいです。

受け取りは代理店がやってくれますが、申請は本人でないといけません。トムと一緒に東新橋にある英国ビザ申請センターに行ってきました。基本的に予約制なので、待つこともなく順調に終わりました。係の方もとても感じがよく親切でしたよ。ビザの種類はTier2です。

去年から英国ビザプロセスが変わって、日本からの英国ビザ申請者にもバイオメトリックレジデンスパーミット(生体認証情報を含む滞在許可証)が発行されることになりました。ビザを受け取った後30日以内に入国し、入国後10日以内に郵便局でBRPを受領しないといけません。その関係か、申請の時に、全部の指紋を取られました。

イギリスに行く前に入手しておきたいもののお買い物もだいたい終わりました。いつも使っている化粧品とか猫のごはんとか吸着力がちょうどいいお気に入りのコロコロとか。

その他に外せないのはこれ!

fc2blog_20160308153915de4.jpgイギリスで使える240V対応の炊飯器とトイレの詰まりを取るためのラバーカップ。

炊飯器は今使っているものを変圧器を通して使ってもいいのだけど、うちの炊飯器は1100ワットなので、それに見合う変圧器を買うと2万円くらいかかって、炊飯器より高くなっちゃいます。毎日使うものなので、これはもう買ったほうがいいなと。

トイレの詰まりを取るものの通称がラバーカップだって知っていましたか?私はGoogle先生に教えてもらいました。さらにこれがどこで売っているかわからないので、Amazonで買いました。あぁ、便利な世の中よ。

たぶんイギリスのトイレは詰まると思うのです。最初から期待はしていません。詰まるのが前提なのかアメリカで住んだ家にはすべて備え付けてありましたよ。新居で生活を始めてすぐに、それもトムがいない時にトイレが詰まってしまったら、慌てること間違いなしです。そもそもスコットランドでもラバーカップというのかわかりません。本当は手荷物で持って行きたいけれど、トムに反対されたので妥協して航空便に入れます。届くまでの間、どうか詰まりませんように。
2016.03.02

猫の渡英準備 ④

先週末に猫たちの混合ワクチンを済ませました。

12月にマイクロチップ装着、1月に狂犬病予防接種、2月に混合ワクチン接種、と毎月の動物病院通いが続き、猫たちはさぞ辛かったことでしょう。

それぞれ証明書を出してもらう必要がありますが、これがなかなか大変。例えば、狂犬病予防接種証明書の場合、一般的な証明書に記載されてある内容に加え、以下のことが記載されていなければなりません。

・マイクロチップ番号と装着日
・ワクチン製造会社、製品名、ロットナンバー、ロットの使用期限

以前、日通さんに見積もりをお願いした時に参考に送って下さった証明書の雛型があったので、そのほとんどを自分で埋めて、必要な部分だけ獣医さんに記入してもらいました。

マイクロチップの装着証明書は自分でWordで作ったものにサインだけもらいました。

混合ワクチンの証明書は、通常出しているものの余白に手書きで製造会社や製品名を記入してもらいました。

すべての書類に記載されている内容が一致していることが大事だと思ったので(生年月日とか毛色とか)、何度も確認しました。

これらの証明書類はすべて羽田空港動物検疫にメール添付で送り、事前確認してもらいました。確認後、三井倉庫エクスプレスさんに書類を送ったので、それを元に輸出検疫申請書を作って提出して下さることになっています。

あとは動物検疫から、イギリス入国に必要なEUフォームが送られてきたら(証明書を元に検疫が内容を記載したものを送ってくれる)、イギリス入国10日前以降にかかりつけ獣医さんにサインをもらえばOK。のはずです。

引っ越しに関わることの中で1番重要な、猫の輸出手続きの準備が峠を越え少しホッとしていますが、本当にこれでいいのだろうか、間違いはないのだろうか、とまだまだ不安な気持ちがあります。

fc2blog_20160302154307580.jpg混合ワクチン接種の翌日、ごはんも食べず、具合が悪そうなパニャ。前回打った時も同じだった。やっぱり負担が大きいんだろうな。2日後には食欲も戻り、いつものパニャに戻りました。