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2018.02.25

東京マラソン2018 スタート前

当日は5時起き。前日に買っておいたおにぎりとカップラーメンとバナナを食べました。スタートは9時10分だし、ホテルはすぐ近くだけど、8時15分までにスタートエリアへの入場を済ませ、45分までに自分のブロックに入って整列しなければなりません。入場時にはセキュリティバンドのチェックや荷物チェックもあるので、多少の混雑を見越して、7時50分にホテルを出ました。私が割り当てられた入場ゲートは1番で、たまたまホテルの最寄りゲート。3分ほどで到着です。混雑のピークを超えていたようで、思ったほどゲートも混んでおらずスムーズに入場。

そこから私のEブロックまでは距離があるので、さっさと荷物預けに向かおうとしましたが、昨日見つけた公衆トイレに人の気配がなかったので中に入り、最後のトイレを済ませました。そのすぐ裏に大量に設置してある仮設トイレは長蛇の列。下見しておいてラッキーでした。もともと新宿に宿を取ったのはトイレをホテルで済ませるためでしたが、ダメ押しのおかげでますます安心。大規模マラソンの一番の懸念事項はスタート前のトイレ問題です。

新宿中央公園沿いの道路に荷物預けのトラックがずらりと並んでいますが、ちゃんと自分のトラック番号が割り当てられています。ここもほぼ並ぶことはなし。途中の給水所で水もらい、アミノ酸とロキソニンを飲んで、決められた階段からEブロックに向かいました。スタートエリア全体は混雑していて人の流れも一定でないため、目的地に到着するには時間がかかります。私がEブロックに入ったのは、8時20分ぐらいだったかな。

fc2blog_201803150154380a0.jpgスタート時の気温は6℃とのこと。私はウェアの上に100均のカッパを着ていたのでそれほど寒くはありませんでした。整列している間に何度もボランティアの方がゴミの回収に来てくれるし、洋服のリサイクルボックスもあるので、寒さ対策はしやすいです。私がカッパを脱いで捨てたのはスタートの5分前。

遠いスタート地点では開会式が催されていて、スピーカーでその様子がわかります。東京陸連の会長の挨拶、新宿区の小学生による合唱(オリジナル曲とメドレー、ちと長かった)、六本木男声合唱団による国歌斉唱などがありました。

9時ちょうどの車椅子のスタートに続いていよいよスタートです。じっと待っている時間が長かったのでテンションが下がり気味でしたが、紙吹雪が舞い上がり一気に気持ちも高揚してきました。

やっとスタートできるー!
2018.02.24

東京マラソンEXPO

朝イチのフライトで羽田に着いたため、東京マラソンのエキスポには初日の一番乗りで行きました。11時開場だったのに東京国際展示場駅に30分も早く着いてしまい、お茶でもしようかと思っていたところ、ランナーらしき人たちがみな会場に向かう姿を見て結局そのまま行くことに。

ランナー受付を待つ人はすでに長蛇の列。150人くらいいたでしょうか。外国人の方が多かったです。私のように早めに日本に来ているのでしょうね。最後尾に並んでおとなしく待ちます。そのうちメディア向けのオープニングセレモニーとやらが始まりました。

コース沿いの増上寺のお坊さんたちによる安全祈願のお経やら、オフィシャルスポンサーである東京メトロの社長の挨拶やら。締めはまたもお坊さんたちのお経。ドラが鳴り響きます。受付の開場はまるで、アップルの新製品発売の日のような盛り上がり。たくさんのボランティアさんたちにおめでとうございます!と言われ、拍手され、花道の中入場。

私は海外エントリーなので、OVERSEASと書いてあるところでの受付になります。名前もすべてローマ字表記。日本人のボランティアの方に英語で話しかけられます。ちょっと気まずい。Tシャツ、ゼッケンなどいろいろ受け取り、最後はセキュリティのための写真撮影。ボランティアのおばさまたちに、すごく綺麗に撮れてるわよーと褒められました。

fc2blog_20180313015007215.jpg耐水紙でできたこんなセキュリティバンドを付けてもらいます。マラソン当日のスタートエリアの入場に必要なので、ずっと外せません。これを腕に装着してくれたのはオーバー70のおばちゃま。震える手で時間をかけて付けてくれました。ボランティアは年配の方が多く、みな優しくフレンドリー。


受付が終わると、スポンサーや出展者のイベントや物販エリアに突入です。このエリアには誰でも入れるので、落選続きの私も毎年のように来ています。

色々渡される試供品やパンフレットをかわしながら早足で進みますが、空いていたのでSEIKOのブースで写真を撮ってもらいました。

fc2blog_20180313014944b7e.jpg大勢のスタッフさんが掛け声をかけてくれて、こんなポーズをとらされます。表示されている時間は私の目標タイム。


fc2blog_20180313021303b78.jpg消耗品のランニング用ソックス、補給食以外に買ったのは、アシックスの東京マラソン限定シャツ。トムの分と自分の分。


華やかで賑やかなエキスポ会場にいると、ついに自分も東京マラソンを走るんだという実感が湧いてきました。
2018.02.24

東京マラソンのために帰国

東京マラソンを走り終え、とうにエディンバラに戻ってきていますが、ちょっとのんびりし過ぎました。忘れないうちにちゃんと振り返っておきたいと思います。まずはマラソンの前日まで。

今回日本行きに利用したフライトは、去年の秋にJALが増便したロンドンからのフライト。ロンドンを朝9時半発で、エディンバラからの朝イチの便に乗っても接続がギリギリ。心配性の私はロンドンで1泊することにしました。ヒースロー空港に隣接しているホテルはわりと高級なソフィテルしかないのだけど、旅慣れない私を気にかけてくれたトムがOKしてくれたので有り難くソフィテルを利用。久しぶりにバスタブにお湯を張ってのんびりとトランジットタイムを過ごしました。

翌日のフライトでは期限が切れそうなJALクーポン3万円分を必ず使ってくるというミッションを無事達成。なんというか、アレですね。そういう時って普段買わないような物をうっかり買ってしまうものですね。私が買ったのは、紺色に星のマークが入ったロンシャンの小さなポシェット(ストラップが外れてパーティーバッグにもなる)です。とっても可愛いとはいえこんな小さなバッグ、いつ使うのでしょ。

羽田着は早朝6時25分。早ーい。空港がガラガラで入国審査やら国内用SIMカードの購入もスムーズ。リムジンバスで新宿のホテルに向かいました。この日の東京はみぞれ。エディンバラよりずっと寒い!今回お世話になったのは、西新宿にあるアットホームな老舗のビジネスホテルです。ホテルにスーツケースを預け、まず向かった先は国際展示場。そうです、東京マラソンの受付とエキスポの会場に一番乗りです。エキスポについては別途書きます。

エキスポから新宿に戻ってホテルにチェックインしたら、すぐに着替えて最後の調整ラン。スタートエリアの下見を兼ねて都庁周りをジョグした後、新宿中央公園の外周を速めのペースで2周。この公園、裏の辺りはけっこう坂なのですね。その日の夜は夕食を食べた店にスマホを忘れダッシュで取りに行くという失態もありました。ちょっと脚を使い過ぎた1日。

翌日は地元に行って、いつもの一時帰国と同様、歯医者と美容院。その帰りに新宿周辺でお買い物。一時帰国のたびにマストな買い出しと楽しいお買い物でなかなか忙しい。

レース前日の土曜日はもう一度歩いてスタートエリアの下見に行ったり、周辺をウロウロ。できるだけ歩かないようにしていたのに、結局歩数は約10000歩。

夕方早い時間にお茶をしに行った西新宿のロイヤルホストで、カウンターに並んで座るちょっと不思議な4人組男子に遭遇。全員が華奢。トイレに行った時にふと見ると…。えぇー、私の大好きな設楽弟くん!席に戻ってじっくり観察すると同じホンダ所属のベテラン石川選手もいらっしゃいました。招待選手は近くの京王プラザホテルにお泊まりでしょうか。まさかエリート選手が前日にロイヤルホストでごはんとは!しかも設楽弟くんが召し上がっていたのはたぶんハンバーグとエビフライとカニクリームコロッケのセット。特にカーボローディングもしないのね…。設楽弟くんは他の人に比べて明らかに食べるのが遅かった。イメージ通りです。

お会計に行く彼らについて私も急いでお会計を済ませて外に出ました。声を掛けたいけど、4人いるのに設楽くんだけに声を掛けるのは申し訳ないし。なんて思っていたら、設楽くんだけ1人別方向に歩き出したのです。チャーンス!後ろから突然声を掛けて驚かせてはいけない、と慎重にお声を掛け握手していただきました。テレビでお見かけするまま、飄々としていて礼儀正しい。

翌日、日本新記録のタイムで日本人トップでゴールしたことは、みなさまご存知の通りです。持ってるなー、私。
2018.02.20

今週末は東京マラソン!

東京マラソンが近付いてきました。緊張とワクワクとで、落ち着かない日々が続いています。ロンドン発のフライト時間が朝早く、エディンバラを朝一で発つ便でも乗り継ぎがギリギリのため、ロンドンで1泊することにしました。それが今日です。今、ヒースロー空港に隣接するホテルにいます。

この3ヶ月間は、マラソントレーニング中心の毎日を送ってきました。自分が決めた練習をきっちりこなし、悔いはありません。あとは東京での調整ランを1回残すのみです。疲労を抜くことと体調を整えることだけを考えて、リラックスして残りの時間を過ごそうと思います。

去年から変わった東京マラソンのコースは、まさに私のためのコース。スタート直後の3キロ以外はすべて走ったことがあります。むしろコースのほとんどを生活圏にし、日常的に走っていました。

私の25回目のフルマラソンであのコースを走れるなんて、本当に夢のよう。友人知人も沿道で応援してくれるので、楽しく力を出し切って走ろうと思います。

少し前に日本に出張に行ったばかりのトムは応援に来れませんが、私のために良いフライトの良い席や、便利で快適なホテルを取ってくれ、目標を達成したら欲しいものを買っていいよと、目の前に人参をぶら下げてくれました。本当に感謝です。

今のところの予報では、当日の天気は曇りで最高気温は6-8℃。気温が低めですが、私にとっては望ましいコンディションです。当日の体感気温に応じて、こんな感じのウェアで走ります。久しぶりのジャイアンツユニフォーム。ジャイアンツのホームユニってちょっと地味なのよねー。

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2018.01.25

話題のあのシューズ

話題のナイキの厚底ランニングシューズを買いました。

駅伝好きの方々は、ニューイヤー駅伝や箱根駅伝で多くの選手が履いていた、妙に厚底のナイキのランニングシューズに気づいたことでしょう。あれが今までの常識を覆したナイキの新しいランニングシューズ、Nike Zoom Vaporfly 4% (人によっては最上級モデルのNike Zoon Vaporfly Eliteだったかもしれない)です。

私が買ったのは、その下位モデルのフルマラソンで3時間半を目指す人向けのNike Zoom Fly。

かなりびっくりレベルの厚底ですが見た目よりずっと軽い!クッションは硬めで反発力を感じます。ミッドソールにナイロンのカーボンプレートが挟みこまれているらしい。アッパーもフィット感抜群。

つま先より踵のほうが厚いので、歩く時は踵が気になりますが、走る時には問題なし。私はもともと踵着地ではなくフラットに着地するので、この形は合っているのかもしれません。自然とペースが上がる感じ。

東京マラソンはこのシューズで走る予定です。

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色違いでトムも同じのを買いました。7色もあるのに、これといったカラーがなく、汚れが目立たないブラック、トムはブルー。エディンバラの濡れた路面や凍結防止剤の撒かれた道路を走っているとあっという間にシューズが汚れます。スコットランドの車とまったく同じ、洗ってもすぐ汚れるからもう洗わないでいいや状態。新しいシューズをおろすのにはいつもちょっと勇気が必要です。
2017.09.26

東京マラソン初当選!

8回目のエントリーにして、やっとやっと東京マラソンを走る切符を手に入れることができました。

当落のメールは今年は25日に来ることになっていました。トムが出張中のため、目が覚めるまで思う存分寝ようとアラームもかけていなかった私がたまたま目を覚ましたのは朝7時前。時間を確認しようとスマホを手に取るとホーム画面のメールアイコンに1というバッジ。こんな時間にに来るんだっけ?と思いつつメールを開くと、そこには、

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** Tokyo Marathon 2018 Notification of the Lottery Result / Accepted **
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Congratulations! You have been accepted for participation.


という文字が。
海外在住者は専用の英語サイトでエントリーして、その後の案内もすべて英語で来るのです。これって当選ってことだよね。老眼のうえ、寝起きでかすむ目を凝らし、小さな文字を何度も読み返しました。

ワシントンにいるトムに震える指でLINEメッセージを送ったものの、あちらは深夜2時。しばらく待てども反応はなし。ごめんトム、と思いつつ電話。私の話を聞き興奮気味に「僕もメール見てみる」と言ったトムの次の言葉は、「僕はダメだった…」

そりゃそうよ。2人で同時に当選する確率は100分の1以下だもの。

エントリー前から東京のホテルは確保している私(去年もね)。いつも泊まる日本橋のホテルを取っていたけれど、スタート前のトイレ事情と荷物預けのことを考えて、前日と当日は西新宿のホテルに変更(奇跡的に一室だけ空きがあった)。それをトムに報告したら、「tomoちゃん、本当に走るんだね」と一言。

そう、私たちはあまりに落選続きだったので、なかなか実感が湧かなかったのです。急いで飛行機の予約も取ってもらい、これでひと安心。海外在住者が東京マラソンを走ると、いろいろとお金を落とすことになるのね。貢献、貢献。

最近はブログにゴルフの話しか書いていませんが、そこそこ走っています。この時期にしてはかなり頑張っているほうだけど、これで更にモチベーションはMAX。今日は10キロを久しぶりにキロ5分ペースで走りました。

本番まであと5ヶ月。準備期間はたっぷり。夢にまで見た憧れの東京マラソン、5ヶ月間ずっと楽しみたいな。
2017.05.28

エディンバラマラソン 2017

去年に引き続き、エディンバラマラソンを走ってきた。今はフルマラソンの大会も年に1回のペースだ。

fc2blog_20170531215605d9d.jpg今回はこんなウェア。ショッキングピンクのカーフサポーターがポイント。


スタート地点までは歩いて20分。荷物預けもスタートのすぐ横にあってまったく並ばなくてもいいので、到着したのはスタート20分前。トイレも家で済ませてくるので、あの殺人的に汚い仮説トイレを使わなくて済む。

fc2blog_201705312154327fe.jpgここのところのエディンバラは異常に気温が高く真夏のようだったが、今日は最高気温が19℃。マラソンにしては暑いが、数日前の27℃の比べれば全然マシ。

私は一応最低でも4時間を切ろうと思って練習してきたが、トムは仕事が忙しくまったく走れていないのでゆっくり楽しんで走ると言う。スタートしてすぐ「え?速いよ~。置いてかないで~」というトムの声を振り切り、自分のペースを刻む。スタートまでのロスタイムは4分、混雑もなくスムーズに走れる。本当にいい大会だ。スタートラインの両側にはバグパイパーがいてノリのいい曲を生演奏。

10キロくらいですでに疲れを感じたが、結局その後28キロまでは予定より少し速いペースで快走。晴れたり曇ったりだがかなり暑く感じられて、毎回給水所が待ち遠しかった。周りのランナーもみな大汗をかいていて、汗のムンムンとした臭いに包まれながら走り続ける。途中で若者が飲みかけのボトルウォーターを手渡してくれたので、受け取って飲んだ。この際間接キスなど気にしない。しかも相手はなかなかのイケメンだ。途中で折り返して後続ランナーとすれ違う区間があるのだがトムとはすれ違わなかった。

fc2blog_20170531215502bbc.jpg走りながら唯一撮った写真。カメラをポケットから出す時に同じ場所に入れていた顆粒のアミノ酸2つを落としてしまった。人が多くて危険なので拾うことはできず。


35キロまではペースが落ちながらもなんとか堪えていたが、それ以上何度も脚が攣そうになりペースどころではなくなった。一度攣ったらその後はほぼ走れなくなるので、とにかく脚に負担をかけないようリズム良くジョグのような感じで走った。

35キロの地点で4時間を切れることは確信したが、そんなわけでラストスパートをかけることもなく、トコトコと走ってゴール。タイムは3時間54分12秒。ここのところの練習量を鑑みると、まさに予想どおりの結果。マラソンに決してまぐれはないのだ。しかし、今のベストは尽くしたので十分満足。

完走メダルをかけてもらいTシャツなどを受け取った後は、トムのゴールを見届ける余裕もなくその場に座りこむ。もらった水をごくごくと飲んでいたら突然脚が攣り始めた。何かの競技場の人工芝の上で完全に横になって15分ほど悶絶。意外と誰も助けてくれないものだな。攣っては治るという波を3回繰り返したが、トムはまだゴールしていない模様。寒くなってきたので荷物を受け取りに行き、場所を変えて座って待つこと10分ほど。やっとトムがやって来た。

トムはなんと4時間40分もかかったらしい。ここ数年ダントツのワースト記録だが、トムは楽しかった、満足していると何度も繰り返していた。

シャトルバス乗り場まで25分歩き、さらにバスを降りてから家まで30分。フルマラソンを走っただけでなく合計1時間35分も歩いたよ。

私は家を出てから帰宅するまで8時間近く一度もトイレに行かなかった。走っている最中の手の痺れもあったし、少し脱水気味だったのかもしれない。給水は水だけでスポーツドリンクがないんだよね。暑かったせいか、サブフォーレベルでも歩いている人が多かった。

fc2blog_201705312155319c1.jpgなんだかんだ言っても、この大会はやっぱりとてもいい。ゴールの1キロ手前くらいからの花道の応援に、またしても涙が出そうになった。また来年も頑張ろう。来年は自己ベストを目指して。