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2007.01.27

砂漠への旅

トムは忙しく、今日も休日出勤。そんなかわいそうな私に、noirさんから「モハベ砂漠で朝陽を見るツアー」へのお誘いが。急なお誘いではあったが、嬉々として飛びついた。モハベ砂漠はおおまかに言うと、サンディエゴからラスベガスに行く途中、ラスベガスの少し手前、15号の南側に広がっている。出発は深夜2時。久しぶりの遠出が嬉しくて、まったく仮眠もできなかった。出発して4時間ちょっとで、目的地のモハベ砂漠内 Kelso Dunes (ケルソー砂丘)へ到着。朝陽を見るのが一番の目的ではあったが、星空もとても美しかった。まわりに明るい光や大きな建物がまったくないため、低い位置の星までもはっきり見えるのだ。


日の出前の空日の出直前の空。実際の日の出の瞬間は、車のなかで半分寝ながら、「あぁ眠い、あぁ眩しい」と思いながら迎えたような。2時間ほど仮眠した後は砂丘に向かって歩く。車や人がまったくいないせいもあるが、砂漠には独特の静けさがある。音のない世界は怖い。音は聞こえないけれど、きっとあちこちに野生動物は生息している。実際色々な形、大きさの、人間ではない何かの生き物の足跡がたくさんあった。


砂丘に続くトレイル砂丘までまっすぐ伸びるトレイル。砂丘のふもとまで、すごく遠く見えたが、実際歩くとそれほどでもない(10分ちょっと)。もちろん頂上まで砂丘を登ることもできる。2、3時間で登って戻ってくることができるらしい。山の高さはそれほどでもないが、ふかふかの砂に足をとられるので、歩くだけでも大変。今回は断念したが、やっぱり登ればよかったね、と後でみなで悔やむ。


ルート66その後、ビジターセンターに寄ったり、ワイルドな未舗装の道路を通ったりしながら、かの有名なルート66にたどり着く。かつての隆盛の面影はなく、廃墟だけがぽつりぽつりと残っている。頭のなかに「Calling You」が流れる。




長い貨物列車今回の旅は線路沿いの道を走ることが多く(電車好きのJさんの策略か)、何度も貨物列車を見かけた。アメリカの貨物列車は本当に長い。線路は果てしなくどこまでも続いている。永遠の電車少年Jさん(本人いわくオタクではないらしい)が近付いてくる列車に向かってカメラを構え手を振ると、何度も何度も汽笛を鳴らしてくれる。そんな光景を何度か見ているうちに、いつしか私も電車に手を振るようになり、気分はすっかり電車少女。


サンディエゴに戻ってきたのは、夕方6時。16時間で約1000キロを駆け抜けた、日帰り旅行であった。私は車に乗って風景を見ているのが好きなので、長時間ドライブはまったく苦にならない。むしろ車中でお菓子を食べたりおしゃべりして過ごすのが楽しかったりする。私はアメリカに来てから、ほとんど旅行をしていない。犬猫もいるし、トムも私も腰が重いタイプなのだ。今回の旅が、アメリカ滞在中の大きな思い出の1つになることは間違いない。計画から運転、ナビ、観光案内まで、何もかもやってくれた noirさんJさん、本当にありがとうございました。