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2007.04.21

「バグダッドカフェ」

 バグダッド・カフェ 完全版映画 「バグダッドカフェ」を観た。


この映画を好きな人は多い。ジェベッタ・スティールの歌う主題歌「Calling You」も有名だし、私も好きだ。しかーし、私はこの映画を観たことが1度もなかったのだ。すごく大まかなあらすじは知っているのだけど。


1月に訪れたモハベ砂漠にある寂びれたモーテル(カフェ、ガソリンスタンドを併設)が舞台。始まってすぐ、登場人物が英語をしゃべっていると思ったのに全然聞き取れなくて焦っていたら、それはドイツ語だった(←早く気付け)。そしてそのドイツ語をしゃべる太ったおばさんが、まさか主人公じゃないだろうなーと思っていたら、本当にそうだったのでびっくり。


物語は淡々としていて、ものすごくドラマチックな出来事があるわけではない。むしろ砂漠での生活の退屈な日常がある。しかし主人公の太ったおばちゃん(ジャスミン)の出現によって、少しずつそのカフェに関わる人々が変わっていく。人生って退屈なものではない、他人との関わり方が変わるだけで、楽しく幸せなものになるんだって思えた。


主題歌「Calling You」は、まさにこの映画の内容を表現したものだったのだねぇ。淡々としたストーリー、砂漠の乾いた色彩と強い光をバックに、タイミングよく流れる「Calling You」。


ジャスミンがビザの関係で、モーテルを1度去って行くあたりから、最後のプロポーズのシーンまで、ずっと涙が止まらなかった。このシーンに感動した、とか、このセリフが良かった、とか特別何かあるわけではないのに、ポロポロと止まらない不思議な涙。どういう感情だったのだろうね。自分でもよくわからない。


最初は「この太ったおばちゃんが主人公~!?」と思っていたのに、最後にはそのおばちゃんがとてもチャーミングに美しく見えた。人間の美しさって、内面から滲み出るものなのだね。


またモハベ砂漠に行きたくなった。