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2007.12.16

レーシック体験記

無事、一昨日レーシックの手術を終えたので、体験記という形で記録を残そうと思う。のだけど、あまりにあっけなく終わってしまったので、本当のところ、あまり書くことがないような。

手術当日はノーメーク、ゆったりした服で来て下さいということだったが、ゆったりした服は持っていないので、普通にピチピチしたジーンズで行った。着替えるのかと思ったが、シャワーキャップのようなものを被っただけだったので、結局何でも良かったという感じ。受付と支払い($4990)を済ませると、まず技師に呼ばれた。目の写真を撮り、ダブルチェックということで、再度視力検査。すべての記録をパソコンに取り込み、フロッピーに落とす。前回の術前検査のデータと合わせ、それをレーシックの機械に直接取り込むらしい。この高精度の検査機器をウェイブフロントアナライザーと言い、このシステムにより細かな収差が矯正される。余談だが、今回担当してくれた検査技師のヒスパニック系のおじさんは、私の名前を見事な日本風のアクセントで発音してくれた。たいていアメリカ人が私の名前を発音すると、アクセントが最後の音にくるのだが、この技師のおじさんは、姓名ともに第1音節にアクセントを置いて発音した。それこそ正しい私の名前なのだ。スペイン語を話す者にとっては、日本人の名前はとても発音しやすいのだそう。へぇ、へぇ、へぇーーーー。日本人の名前が好きだと言われ、嬉しかった。

検査が終わると、別室に移動し、術後グッズ一式を受け取り、術後の説明を受ける。グッズが入ったポーチの中には、ちょっと安っぽいサングラス、目薬2種類、目を覆う透明なプラスチックシールドなど。説明が終わると、錠剤の鎮静剤を飲む。たいして緊張していなかったから、別に鎮静剤を飲む必要はなかったのだけどね、まあお約束なのでしょう。その後すぐ点眼麻酔。

手術室に移動。トムは手術を見たいか聞かれ、口ごもっているので、私が「イェース!」と答えてあげた。手術室はガラス張りで中がよく見えるうえ、大きなモニターがあって手術中の私の目をアップで見ることができるのだ。しかし、モニターに移るのは黒目のアップのみなので、具体的に何をやっているかはさっぱりわからなかったらしい。

寝台に横に寝ると、すぐに魚の形の小さなぬいぐるみを渡された。「それ握っているといいわよ、安心するから」だって。たしかにふわふわした小さなものを握り締めているだけでちょっと癒される気がする。生年月日を確認され、施術が始まったのだが、あとはもう何をされているのかさっぱりわからない。何か目を固定され、圧が加わったような気がする。その後数秒間光(レーザー?)を当てられた。医師に「これは一番タフなプロセスなんだよ。よく頑張ったね」と言われたが、痛くもかゆくもなかったので、「へぇー」って感じ。フラップ作ったのかな?医師は「○○するよ」と逐一説明してくれるのだが、声が小さくあまりに淡々としゃべるのでとても聞き取りにくい。そのうえ、手術室には明るいポップミュージックが流れているのだ。助手の女性に手をひかれ、視界がぼやけた状態で隣りの部屋に移動。ここでは目の周りになにか粘着質の覆いを貼られた。またしっかり瞼を何かの器具で固定され、医師が先の細いもので目をつついているような気がした。何か印をつけたのか。そして今度は間違いなくレーザー照射。緑の小さな光と赤い光が見えていた。照射時間はきっかり20秒だった。ただ光を当てられている感じでまったく痛みはないが、かすかにたんぱく質が焼けるような匂い。その後目薬(抗生物質?)を注されたり、酸素を当てて表面を乾かしたり。透明プラスチックシールドをテープで目に貼って終了。「はーい、よくできたわねー」なんて言われて、送り出された。横になったまま少し休憩なんてなし。あっさりしたものだ。

視界はぼんやりしている状態だが、ちゃんと見える。帰宅後、麻酔が切れたせいかひどい疲れ目の時のような痛みを感じたので、術後グッズに含まれていた「眠くなる痛み止め」を飲み、そのまま眠った。3時間後に目が覚めると痛みはまったくなくなり、眠る前に比べると視界もよくなっていた。夕方医師から直接電話があり、調子はどうか聞かれた。当日はパソコンと読書が禁止だったので、軽くごはんを食べ、翌朝までぐっすり眠った。

翌朝8時に術後検診。少し紗がかかったような感じでややぼんやりしているが、遠くは良く見える。術後の経過は良好。次回の検査は2週間後。術後数週間から数ヶ月は視界が安定せず、ぼんやり見えたりするのは一般的らしい。2日経った今も、全体的に紗がかかった感じはある。あと、近くの物が見えづらい。ぼんやりしているから小さな字がぼけて読みにくいのだ。1日パソコンと読書を禁止されたので、昨日は5時間半も連続でテレビを観、3時間も本を読んだ。酷使しすぎか。

術後1週間は1日4回2種類の目薬(ステロイドと抗菌剤)を注し、夜寝る時は透明プラスチックシールドをつけないといけない。無意識に目をこすったりするのを防ぐためだ。非常に面倒だが仕方ない。なんたって、透明な丸いプラスチックを目にテープに貼るのだよ。すっごくハイテクな手術な後に、妙にローテクなシールド。1日4回の点眼ということは、6時間に1度。睡眠時間が長い私は、夜中に1度起きて点眼するのだが、わざわざそのテープを剥がしシールドを取ってから、点眼しないといけない。そのうえ2種類の目薬は1つ注した後、10分間置いてもう1つを注さないといけないのだ。面倒だが、1週間の辛抱だ。これからコンタクトレンズがいらなくなるのだから、それくらいは我慢しないとね。

超怖がりで痛がりの私もまったく平気だったイントラレーシック、チャレンジしたいけどなんだか怖い・・・という人もその点はご安心ください。アメリカに来てすぐ手術しておけば、3年半分のコンタクト代1400ドルが浮いたのにな、とセコイことを考えている私です。