fc2ブログ
2011.11.27

つくばマラソン完走記 その2

号砲はDブロックの私には聞こえなかった。前が進み始めたので、あぁスタートしたのだなーとわかった。スタートしてまもなく、自分の目指すペースで走れるようになった。今まではこんなことなかった。ちゃんとスタートのブロックを守っている人がほとんどのようで、本当に快適。ロスタイムは3分ちょっと。

しばらくトムについて走っていたけれど、そういえばトムとは設定タイムが違うのだと思い出して、トムを追うのを止めた。5キロでタイムを見たら、ほぼ予定どおりの28分弱。次の5キロも予定どおりほぼ27分。あまりの誤差のなさに自分で感動する。10キロまでにゆるくて短い下り坂が2回あったけど、噂どおりフラットで走りやすい。アメリカのデコボコのアスファルトに比べると、道路は本当にきれいでなめらか。

最初は筑波大学の構内を走るのだけど、銀杏などの紅葉がとてもきれいで、自分も快調に走れていて、幸せな気分でいっぱいになった。なんというか、世の中すべてに感謝したい気持ちになるのだ。

いくらきれいな景色でも、正直道は単調だ。応援も少ない。でも、知り合いでもないのに、大きな声を出して一生懸命応援してくれる人たちのことを思うと、涙が出るほど有り難い。できるだけ手を振って、応援に応えて走ったつもり。

ハーフ付近で折り返しのあるコースなので、17キロ過ぎてからは、トムの会社の同僚くんを探すのに大忙し。3時間切りを狙っているという彼と私は、お互い順調ならばこの辺りですれ違うはずなのだ。一度も会ったことのない彼を見つける手がかりは、黒いランシャツ&ランパン、ゼッケン番号、けっこうイケメンだというトムからの情報のみ。黒いランシャツを見つけるたびにゼッケンを凝視していたら、目が回りそうになった。3時間狙いの人はこんなにたくさんいるのねー。あきらめかけたその時、私の目に該当ゼッケン番号が飛び込んできた。気付くのが遅かったので、すれ違いざまに「○○さん~!!」と叫ぶのが精一杯。彼は突然名前を呼ばれて、びっくりしたことでしょう。

次にすれ違う予定なのは、トム。折り返す直前くらいに、トムが向こうからやってくれば、お互い順調な証拠。今日は目立つ格好だったので、さすがにトムもすぐ気付いてくれた。「ト~~~ム~~~!!」と遠くから叫び、すれ違う時にハイタッチ。あぁ、楽しい。ブログを読ませていただいている高速美ジョガー2人もちゃんと見付けられた。この辺りは全然ペースをチェックしていなかったけど、ちゃんと予定どおり快調に走れている。疲れを感じる暇さえなかった。

折り返してからはトム妹の夫くんを探すのを試みるも、あまりにも人が多くてあきらめてしまった。4時間~4時間半くらいというのは一番ボリュームゾーンなのかな。

そういえばそろそろペースを上げなくては、と頑張り始め、20~25キロで最速ラップ。とはいえ、たいして速くはない。今回は途中までは見事なイーブンペースだった。29キロ地点でずっと楽しみにしていたお汁粉エイド。熱すぎず、冷たすぎない、いい具合のお汁粉をいただけました。エイドには、水の他にアミノバリュー、あんぱん、バナナがあった。日本のレースは給食が充実しているので楽しいな。トムは小さく切ってあるあんぱんを、のべ1個分くらい食べたと言っていた。私は喉が渇きそうなのであんぱんはパス。その代わり、自分で用意したザバスのピットインリキッドを3個、アミノバイタルのBCAAの顆粒を3本、Lグルタミンを1包、飲んだ。去年のホノルルでピットインリキッドを初めて飲んだ時は、あまりの甘さに閉口したけれど、今日はこの甘さが心地よく、飲むのが楽しみだったほど。体が求めていたのだね~。

31キロ地点で、前方に4時間ペーサー軍団を発見。3時間50分ペースで走っている私の前に、何故4時間ペーサーがいる!??この軍団を抜かさないことには、私の目標達成はありえないが、1車線の狭いコースを団子になって走っているこの人たちを向かすのは超困難。仕方ないので、歩道に上がって、一気にスピードを出して抜き去った。それにしても、4時間ペーサー、速すぎると思う。たぶんDブロックの一番前からスタートしたのだろうけど、前半は5分20秒/キロペースくらいだったはずだ。普通4時間切りの人は、5分30~35秒くらいで練習していると思うので、付いて行くのが大変だったのではないか。

4時間ペーサー軍団を抜き去ってホッとしたところ、前方に見慣れた黄色いシャツを発見。まさかのトム。昨日から痛いと言っていた膝がダメになったのか、一昨日の飲みすぎのせいでベストコンディションで走れなかったのが良くなかったのか。嬉しいような悲しいような複雑な気持ちになる。やっぱり、2人がそれぞれの目標を達成できるのが一番嬉しい。後ろからトムに声を掛けると、「おぉ、ここで追い付かれたか~」と笑顔。「さ、これから一緒に頑張って走るよ」と励まし、しばらくおしゃべりしながら併走。レースでトムと一緒に走る機会なんてそうそうない。楽しかったな~。そのまま35キロくらいまで、一緒にペースよく走った。35キロ過ぎにゆるい上り坂があってどうしてもペースが落ちる。すぐ後の下りでペースを上げたら、「膝が痛いから、先に行ってくれー」と、トム。その後ずっとひとり旅だったけど、気が付くとじわじわとペースが落ちている。もう全身ガチガチで脚も重いけど、とにかく脚を前に出すことだけを考えてひたすら走る。2回目の折り返しでトムとすれ違ったけど、それほど遅れておらず元気に走っていてひと安心。ちょうどその頃、トム妹&甥っ子たちが応援してくれているポイントに辿り着いた。寒いなか、長い間応援するのは大変だっただろうね。

つくばマラソン トムつくばマラソン tomo


40キロ過ぎてからが長かった。一生懸命走っているけれど、完全にジョグペース。怖くて時計も見られない。最後は筑波大学の陸上競技場のトラックを走る。こんなきれいなトラックを、素人の私が走らせてもらえるなんて、本当に恐れ多い。人垣ができるほど応援の人たちもいる。残念ながらラストスパートは切れず、とことこジョグ走りでゴール。ネットタイムは3時間54分20秒でした。ゴール後、トラックを振り返ったら、半周遅れくらいのところにトムを発見。私より1分15秒遅れでトムもゴールです。
2011.11.27

つくばマラソン完走記 その1

朝は4時起床の予定が、あんこの体調が悪かったため(下痢&嘔吐)、3時前に起床。睡眠時間が少ないのは気にならない。眠くて走れないなんてことは絶対ないからね。

家を出る前に、お餅を4個、その後スタート前にもお餅1個と巨大おにぎり1個とアミノバイタルの大きいジェルを食べた。さすがに走っている時に空腹感はなし。飲み物はトイレ対策のため、前日から経口保水液しか飲んでいない。

家から会場の筑波大学までは、東京駅から直行の臨時バスを利用(ひとり往復4900円、要予約)。東京駅までは足を温存するためにタクシー。日曜日の早朝でタクシーがつかまるか心配だったけれど、さすがに幹線道路だけあって、ほどなくタクシーはやってきた。バス乗り場は鍛冶橋の駐車場。ぞくぞくとランナーらしきジャージ姿の人が集まってきていた。バスは全部で7~8台用意してあったような気がする。6時以降、来た人から順番にバスに乗り込み、満席になったら順次出発。

うとうとしていたらあっという間に会場に到着。所要時間は1時間半。バスが到着したのはメイン会場のすぐ横なので、迷うこともないし、歩き疲れることもない。駅からのシャトルバスは大変な混雑で相当待たされるようなので、直行バスにして本当に良かったと思った。

9時半スタートで7時半に着いたので、まだ人はそれほど多くない。とりあえず、まだ全然列ができていないトイレに行った。それにしても寒い。東京とは全然違う。予報によると暖かい日なのだけど、この冬一番東京で寒かった朝よりずっと寒くてびっくりした。更衣室は用意してあるけれど、女子更衣室は少し離れているし、中にウェアを着てきていたので、周りの人たちに習って、会場の端っこのほうに陣地を取り、そこで準備をすることにした。テントを張っている人もいっぱいいる。よく考えたら日本でフルマラソンを走るのは初めてで、こういう要領についてはよく知らなかった。今度からビニールシートくらい持参しよう。手荷物預けはあるけれど、ギリギリに預けると混んでいて時間がかかるし、早くから服を預けてウェア姿になってしまうとあまりに寒いので、上に着る洋服だけは預けずに、着替えた場所に放置。

時間がまだあったので、メイン会場内をウロウロし、結局その後2回トイレに行った。別に行きたくなったわけではなく、女子のトイレはあまり混んでなかったので、とりあえず搾り出しておこうという感じ。つくばマラソンは1万人を超えるマンモス大会のわりにトイレが少なくて困ったというレビューが多いのだけど、女子は参加者が少ないせいか、それほど列は長くなかった。今思うと、3回走ったサンディエゴロックンロールマラソンの仮設トイレなんて、男女の別はなかった。おかげでトイレは汚かったよー(涙)。日本のマラソン大会のトイレは、ちゃんと紙があるし、男女別だし、(女子にとっては)恵まれていると思う。

スタートは申告タイム別にAブロックからHブロックまで分かれていて、トムと私はDブロック。今まで出たレースの中で、一番ガチな雰囲気が漂っていて、速そうな人が多い。可愛いウェアを着た女子などほとんどおらず、機能性優先のウェアを着た30代後半~40代のベテランランナーさんが多い感じ。プログラムによると、男子の参加者が1万人、女子が3千人くらいだったけど、実際はもっと少なかったもよう。

スタート時の気温は8℃、最高気温は17℃。ほぼ無風で、言い訳できないほどの最高のコンディション。