2014.06.25
たまちゃんの本心
今まで夜は、パニャはベッドルームで一緒に寝て、たまちゃんはリビングルームのソファで寝て、両方の部屋を仕切るドアは閉めていた。夜中の不要なケンカを避けるためだ。
最近暑くなったので、窓を開けたまま寝るようになったが、やはり反対方向の窓が開いていないと風の通りが今ひとつ。ケンカしないことを願いつつ、ドアをオープンにしたまま寝るようになった。うちはマンションにしては家中窓だらけなので、どの部屋にも風を通すことができるけど、最近のマンションは中廊下が多く、角部屋以外はベランダ側にしか窓がない住戸も多い。風が抜けないから空気の入れ替えがなかなかできないだろうと思うのだけれど、よく考えたらこんな住戸のための24時間換気ということか。たしか数時間で部屋の空気が全部入れ替わるのだよね。
その後、ドアを開けていても、今までどおり朝までずっとパニャは枕の間で寝て、たまちゃんはソファで寝ているので安心していた。
ところが先日、トムが出張でいない夜、深夜にふと目覚めると、たまちゃんがトムの枕で寝ているのだ。似ているので一瞬見間違いかと思ったが明らかに大きい。ひー、じゃパニャはどこ?
探したらパニャはダイニングチェアの上でおとなしく寝ていた。いつのまに入れ替わったの!?
私はなんとなく気付いていた。たまちゃんは本当は私と一緒にベッドで寝たいのだ。でもトムのことが苦手。だからトムがいない隙に私のところにやってきた。
トムに知らせるために証拠写真も撮った。
2匹とも私のことが大好きで、1匹を撫でたりしているともう1匹がちょっと離れたところから微妙な視線を送ってくる。
2匹の仲が良かったら、みんな一緒に寝ることができるのに。
最近暑くなったので、窓を開けたまま寝るようになったが、やはり反対方向の窓が開いていないと風の通りが今ひとつ。ケンカしないことを願いつつ、ドアをオープンにしたまま寝るようになった。うちはマンションにしては家中窓だらけなので、どの部屋にも風を通すことができるけど、最近のマンションは中廊下が多く、角部屋以外はベランダ側にしか窓がない住戸も多い。風が抜けないから空気の入れ替えがなかなかできないだろうと思うのだけれど、よく考えたらこんな住戸のための24時間換気ということか。たしか数時間で部屋の空気が全部入れ替わるのだよね。
その後、ドアを開けていても、今までどおり朝までずっとパニャは枕の間で寝て、たまちゃんはソファで寝ているので安心していた。
ところが先日、トムが出張でいない夜、深夜にふと目覚めると、たまちゃんがトムの枕で寝ているのだ。似ているので一瞬見間違いかと思ったが明らかに大きい。ひー、じゃパニャはどこ?
探したらパニャはダイニングチェアの上でおとなしく寝ていた。いつのまに入れ替わったの!?

トムに知らせるために証拠写真も撮った。
2匹とも私のことが大好きで、1匹を撫でたりしているともう1匹がちょっと離れたところから微妙な視線を送ってくる。
2匹の仲が良かったら、みんな一緒に寝ることができるのに。
2014.06.24
しまなみウルトラのゴール写真
しまなみウルトラのゴール写真が送られてきました。写真代はエントリー代に含まれています。

エントリー 1234名
出走者 1126名
完走者 810名
完走率 71.9%
最高年齢の完走者 男性78歳 女性73歳
私たちの順位 539位540位
どうやら走っている途中でお話しした去年の最高齢完走者のおじいちゃんは、今年も無事完走したようだ。ほんと、すごいね。

エントリー 1234名
出走者 1126名
完走者 810名
完走率 71.9%
最高年齢の完走者 男性78歳 女性73歳
私たちの順位 539位540位
どうやら走っている途中でお話しした去年の最高齢完走者のおじいちゃんは、今年も無事完走したようだ。ほんと、すごいね。
2014.06.20
ヒット商品



2014.06.09
しまなみ海道をドライブ
毎年、大会の翌日は両親と一緒に道後温泉に泊まっていたのだけど、今年はまさに走ったばかりのしまなみ海道に車で連れて行ってもらった。
橋の部分は必ず高速道路なので、それぞれの島に下りるたびにインターから一般道に入らないといけない。なんて面倒なんだー。車でコースを走っている人を追い掛けるのは思った以上に大変だ。いつもサポートしてくれる両親に感謝。驚いたのは、車で走ってもエイドとエイドの間の5キロが遠いということ。普段5キロなんて、ちゃちゃっと走っているけどけっこう長いんだな。あらためて、100キロという距離の長さに驚く。
レース途中で寄らなかったジャラート屋さんドルチェで、清見みかんのジェラートも食べた。


これらは生口島のサンセットビーチと伯方島の伯方ビーチ。波が穏やかで、たぶん遠浅で、水がきれいで、本当に素敵なところ。ビーチのすぐそばにはホテルがないのが残念。夏休みに2、3日泊まりで来て、走ったり水遊びしたら楽しそうなのに。
夕食は、来島海峡大橋が目の前に見えるサンセット糸山というサイクリング拠点の施設に入っている「風のレストラン」で食べ、これまた海と橋が目の前に見える大潮荘に泊まった。しまなみ海道満喫。本当はもっともっとゆっくりまわりたいけれど、猫たちが待っているので、大会翌々日の月曜日に松山空港から家に向かった。
たまちゃん、パニャちゃん、お留守番ありがとー。
橋の部分は必ず高速道路なので、それぞれの島に下りるたびにインターから一般道に入らないといけない。なんて面倒なんだー。車でコースを走っている人を追い掛けるのは思った以上に大変だ。いつもサポートしてくれる両親に感謝。驚いたのは、車で走ってもエイドとエイドの間の5キロが遠いということ。普段5キロなんて、ちゃちゃっと走っているけどけっこう長いんだな。あらためて、100キロという距離の長さに驚く。
レース途中で寄らなかったジャラート屋さんドルチェで、清見みかんのジェラートも食べた。



夕食は、来島海峡大橋が目の前に見えるサンセット糸山というサイクリング拠点の施設に入っている「風のレストラン」で食べ、これまた海と橋が目の前に見える大潮荘に泊まった。しまなみ海道満喫。本当はもっともっとゆっくりまわりたいけれど、猫たちが待っているので、大会翌々日の月曜日に松山空港から家に向かった。
たまちゃん、パニャちゃん、お留守番ありがとー。
2014.06.07
第14回しまなみ海道100キロウルトラ遠足完走記 ゴール後
ゴール後はゴール会場(テクスポート今治)で最初にもらっていた金券を使ってお土産を買った。エントリーフィーは18500円だけど、2500円分の金券がもらえる。地元でお金を落としましょう、ということですね。出店がたくさんあって、食べ物やスポーツ用品が売られている。
先にゴールしていた姉や応援の家族と合流した後すぐに別れ、今治国際ホテル行きの無料シャトルバスに乗った。去年のゴール後より元気で、まだまだ歩ける。ホテルに着いた後、コンビニに買い物に行くことになったが、私はユニフォーム姿なので嫌だー、お風呂入って着替えた後に出掛けるのも嫌だーと言ったら、トムはひとりで行ってくれた。
お風呂に入るためにウェアを脱ぐと、あちこちに小さな傷を発見。インナーに着ていたノースリーブで左脇が擦れ、右のゲイターの足首のところも皮がむけている。右足の中指の周りがひどい水膨れになり、爪が浮いている。太腿前面は蕁麻疹、テーピングを剥がしたら激しくかぶれて真っ赤っか。まあ仕方ない。これくらいは想定内だ。湯舟に浸かるとあちこちしみて痛いけど、心地よい疲労感だ。
トムが買ってきてくれたヨーグルトを食べ、大好きなコーヒー牛乳を飲んで、ベッドに横たわった。去年は布団に入っても体中が痛くてなかなか寝付けなかったけど、今年はすっと眠りに入った。
今年の完走者は809名ということで、去年の919名よりぐっと減った。後半暑かったからねー。出走者数がまだ発表されていないので正確な数値は出ないけど、完走率は71%くらいじゃないかな(去年は81.3%)。
普段から昼間の気温の高い時間に走って、暑熱順化しておいたのが良かったのかな、たしかに暑かったけど、ゆっくり走るぶんには平気だった。あとは、とにかくトムがずっと引っ張ってくれた。トムに置いていかれないようにせっせと走り続けたことがゴールに繋がったのだと思う。特に80キロ以降は、私がトムに追いつくたびに「グッジョブ、グッジョブ!」と褒めてくれた。
来年もこの大会が開催されたら、今度は14時間切りを目指して走りたいと思う。ひとりじゃできないけど、トムと一緒なら頑張れそうな気がする。
先にゴールしていた姉や応援の家族と合流した後すぐに別れ、今治国際ホテル行きの無料シャトルバスに乗った。去年のゴール後より元気で、まだまだ歩ける。ホテルに着いた後、コンビニに買い物に行くことになったが、私はユニフォーム姿なので嫌だー、お風呂入って着替えた後に出掛けるのも嫌だーと言ったら、トムはひとりで行ってくれた。
お風呂に入るためにウェアを脱ぐと、あちこちに小さな傷を発見。インナーに着ていたノースリーブで左脇が擦れ、右のゲイターの足首のところも皮がむけている。右足の中指の周りがひどい水膨れになり、爪が浮いている。太腿前面は蕁麻疹、テーピングを剥がしたら激しくかぶれて真っ赤っか。まあ仕方ない。これくらいは想定内だ。湯舟に浸かるとあちこちしみて痛いけど、心地よい疲労感だ。
トムが買ってきてくれたヨーグルトを食べ、大好きなコーヒー牛乳を飲んで、ベッドに横たわった。去年は布団に入っても体中が痛くてなかなか寝付けなかったけど、今年はすっと眠りに入った。
今年の完走者は809名ということで、去年の919名よりぐっと減った。後半暑かったからねー。出走者数がまだ発表されていないので正確な数値は出ないけど、完走率は71%くらいじゃないかな(去年は81.3%)。
普段から昼間の気温の高い時間に走って、暑熱順化しておいたのが良かったのかな、たしかに暑かったけど、ゆっくり走るぶんには平気だった。あとは、とにかくトムがずっと引っ張ってくれた。トムに置いていかれないようにせっせと走り続けたことがゴールに繋がったのだと思う。特に80キロ以降は、私がトムに追いつくたびに「グッジョブ、グッジョブ!」と褒めてくれた。
来年もこの大会が開催されたら、今度は14時間切りを目指して走りたいと思う。ひとりじゃできないけど、トムと一緒なら頑張れそうな気がする。
2014.06.07
第14回しまなみ海道100キロウルトラ遠足完走記 その2
ジャイアンツユニフォームのおかげで数人のランナーが話し掛けて下さった。去年も色違いのユニフォームを着ていたことを覚えてくださった方もいて嬉しかった。ま、ほとんどが「今年寺内全然見ないけど、どうしたの〜?」というもの。「キャンプの最後に怪我をしてファームで調整中なんですけど、今日2軍の試合で実践復帰予定なんですよ」と律儀に答える私。
姉の姿を見たのは、中間地点のエイドで私たちと入れ違いで出発した時だったが、父と同じ会社に勤める若者(と言っても私より少し年上)とは、47キロくらいで最初に声を掛けられて以来、ゴールまで何度も何度も抜きつ抜かれつで、本当に励みになった。
中間地点のエイドを出てすぐに「ドルチェ」という有名なジェラート屋さんがあってランナーにも人気なのだけど、トムに却下されたのであきらめた。しかし、次のサンセットビーチのエイドの手前で会った母にそのことを話すと、売店ではっさくだか夏みかんだかのジェラートを買ってきてくれた。これがまた美味しいのよ。火照った体に沁みる冷たさと酸味。
直後のエイドで私のユニフォームを見て「天敵が来たー」というボランティアのおじさんに今年も会い、レモンちゃん麺を食べて次の橋を目指す。
次は全長が1.5キロ近くある多田羅大橋。この橋に上がる所に毎年おばちゃん数名がやってる私設エイドがあるのだけど、なぜか今年はコーラがなかった…。
日差しを遮るものは何もなく、照り返しもきつい。頭にかぶっているのは、手拭いでもバンダナでもなく、buffという長い筒状のもので、エイド毎に冷たい水で濡らし軽く絞ってかぶり直していた。首の後ろに布が垂れるようにしていたし、帽子より軽くて通気性も良くて、快適だった。
多田羅大橋を渡り切ってくるくる周りながら坂を降りると最後に写真撮影ポイントがあって、すぐに大きなエイド。よく冷えたタオルがお出迎え。このエイドには毎年いちごがある。
大三島は大きな島だけど、走る部分は少ない。あまりに暑くて途中自販機でドリンクを買ってしまった。このころから膝周りの関節がギシギシになって、先行きに不安を感じる。この島にある大三島の大山祇(おおやまづみ)神社に市川海老蔵さんが来ていて夕方からしまなみ歌舞伎が上演されるらしいのだけど、コース上にはランナーさえまばらで別世界な感じ。
この大三島橋に辿り着くまでには、つづら折りの坂道を延々と上らなければならない。ここはほとんど歩いちゃったなー。周りのランナーがみな歩いていると、走る気起きなくなるよね。
大三島橋を下りてすぐの66キロ地点のエイドでは、可愛い女子高生がよく冷えたタオルを持って笑顔で出迎えてくれる。これだけでおばちゃん泣きそうになっちゃうよ。オレンジジュースは、みかん、清見、夏みかんの3種類。麦茶も水も何もかもがよく冷えていて美味しい。毎年思うけど、伯方島サイコー!地元のボランティアの方々のホスピタリティには感謝感激です。
次の伯方SCパークにある大きなエイドはマイクで「東京から来た◯◯さーん」と全員の名前を呼んでくれるのがウリなのだけど、去年に引き続き今年も呼ばれず。トムと名前が似ているので、一瞬混乱しちゃうのではないか。
伯方大島大橋を渡って、最後の島、大島に上陸です。この辺りは今回1番しんどかった。足の裏と左の脚の付け根が痛くなってペースがますます落ちる。トムに付いて行くのがつらかった。とはいえ、ぴったりと一緒に走っているのは最初の20キロくらいで、常に5メートル〜30メートルくらいの差がついていた。普段練習で走る時も横に並んで走ることはなく、前後1列並び。なんというか2人揃ってマイペースなのだ。私たちが夫婦で走っていることに気付かなかった人も多いだろうな。トムは私が後ろを走っていても振り向いてくれることは全然なくグイグイ進んで行ってしまうのだけど、時々後ろを向いているのが遠くからわかった。どうやらオナラをする時に後ろに人がいないか確認しているらしい。たまには私のことも気にしてほしいと強くリクエストしたら、80キロ以降はオナラ以外の時にもたまに振り返ってくれるようになった。
75.6キロの宮窪漁港のところにあるエイドは男女兼用。個室ひとつと小便器が狭い空間にあるという、ちょっとつらいトイレ。でもこの辺りからはエイド以外の公共トイレが全然なくなるので、我慢するしかない。ここで3つ目のロキソニンを投入(スタート前と中間地点でそれぞれ飲んでいた)。
ここから次のエイドまでの5キロはこのコース最大の難所。ひと山超える感じなので、ガーッと上ってガーッと下る。緩めの上りは走り、きつい所は歩くというのを繰り返して何とかやり過ごす。ロキソニンが効いてきたらしく体の痛みがなくなった。
上りの途中でかなり高齢の男性に会い、少しお話しを伺った。高齢のランナーに会ったら健康の秘訣を聞いてみようと思っていたのだ。ゼッケンを調べて後でわかったことだが、彼は去年の最高齢完走者(78歳)であった。後ろ姿だけだと50代に見える。前から見ても十分お若い。ただ耳が少し遠かった。毎日10〜15キロ走っているそう。話をしながらお互い歩いていたが、突然彼がきつい上り坂の途中で走り始めた。いやいや、おじいちゃんが走っているのに私たちが歩くわけにはいかない。仕方なく走りました。そんなこんなしているうちにバラ公園のエイドの到着。去年ここに着いたのが17時30分、今年は16時45分。ここでもトイレに寄る。エイドではそうめんをいただいた。エネルギーになるものをたくさん食べないといけないと思うのだけど、水分の取り過ぎと暑さで麺以外喉を通らない。もうすぐ5時だというのにまだまだ日差しが強いのだ。今回、天気予報が終日曇りということだったので、透明レンズにシルバーミラー加工がしてあるサングラス(可視光線透過率50%)を持ってきたが、これは失敗。サングラスしてても眩しかったよぉ。もっと暗い色のを持ってくればよかった。
海岸線をクニクニと進むが、最後の来島海峡大橋はなかなか見えてこない。途中で、マエケンによく似たマエケンユニフォームの若い男子を抜かした。
やっと最後の橋に上る道。少し日が落ちてきた。この坂を上って橋に差し掛かる直前にエイドがある。そこでふと自分の脚を見ると、直径1センチ弱で少し盛り上がった赤い斑点が太腿の前面の全体に出来ていた。蕁麻疹なのか、なんとなくかゆいし、何より見た目が気持ち悪い。何も見なかったことにして先を急いだ。
約4キロの長い長い橋。ゆっくりだけど余裕で走れる。周りはほとんどの人が歩いていた。去年と一昨年は私も半泣きで走っていたなー。
日没の少し前、きれいな夕焼け。最後の橋の上から夕日を見るという目標がやっと達成出来た。
歩くことなく橋を渡り切って、四国に上陸。ぐるぐるの坂道を下るとそこにエイド。ここには鶏卵饅頭がある。いつもこのエイドにはOLっぽい人がいる印象があるのだけど、どうやらひめぎんの方がお手伝いしてくださっているようだ。ここのトイレは少しコースアウトしてサンライズ糸山という施設まで行かないといけないのだけど、2時間近くもトイレに行っておらず限界だったので思い切って行くことにした。最後の8キロはすっきりした気分で気合を入れ直して走りたい。
今治市内を走っているうちに、ついに真っ暗になった。最後のエイドではドリンクだけいただいてすぐ出発。このエイドは拍手でランナーを迎え入れ、拍手で送り出してくれる。ここには若いサラリーマン風の人が多いのだけど、もしかすると伊予銀行の人だろうか(伊予銀行の前だから)。
やっと見えてきた、ライトアップした今治城。今年も美しい。手摺りにしがみつくようにしてやっと階段を上り、敷地を横切ってラスト1キロ。
時間にも余裕はあるし、脚もまだ大丈夫。最後まで走り切ってゴール!主催者の海宝さんが温かく迎えてくれました。
つらくて楽しい長い長い旅が終わった。すごく嬉しいけど、終わってしまったことがちょっとだけ寂しい。
姉の姿を見たのは、中間地点のエイドで私たちと入れ違いで出発した時だったが、父と同じ会社に勤める若者(と言っても私より少し年上)とは、47キロくらいで最初に声を掛けられて以来、ゴールまで何度も何度も抜きつ抜かれつで、本当に励みになった。
中間地点のエイドを出てすぐに「ドルチェ」という有名なジェラート屋さんがあってランナーにも人気なのだけど、トムに却下されたのであきらめた。しかし、次のサンセットビーチのエイドの手前で会った母にそのことを話すと、売店ではっさくだか夏みかんだかのジェラートを買ってきてくれた。これがまた美味しいのよ。火照った体に沁みる冷たさと酸味。
直後のエイドで私のユニフォームを見て「天敵が来たー」というボランティアのおじさんに今年も会い、レモンちゃん麺を食べて次の橋を目指す。


多田羅大橋を渡り切ってくるくる周りながら坂を降りると最後に写真撮影ポイントがあって、すぐに大きなエイド。よく冷えたタオルがお出迎え。このエイドには毎年いちごがある。
大三島は大きな島だけど、走る部分は少ない。あまりに暑くて途中自販機でドリンクを買ってしまった。このころから膝周りの関節がギシギシになって、先行きに不安を感じる。この島にある大三島の大山祇(おおやまづみ)神社に市川海老蔵さんが来ていて夕方からしまなみ歌舞伎が上演されるらしいのだけど、コース上にはランナーさえまばらで別世界な感じ。


次の伯方SCパークにある大きなエイドはマイクで「東京から来た◯◯さーん」と全員の名前を呼んでくれるのがウリなのだけど、去年に引き続き今年も呼ばれず。トムと名前が似ているので、一瞬混乱しちゃうのではないか。

75.6キロの宮窪漁港のところにあるエイドは男女兼用。個室ひとつと小便器が狭い空間にあるという、ちょっとつらいトイレ。でもこの辺りからはエイド以外の公共トイレが全然なくなるので、我慢するしかない。ここで3つ目のロキソニンを投入(スタート前と中間地点でそれぞれ飲んでいた)。
ここから次のエイドまでの5キロはこのコース最大の難所。ひと山超える感じなので、ガーッと上ってガーッと下る。緩めの上りは走り、きつい所は歩くというのを繰り返して何とかやり過ごす。ロキソニンが効いてきたらしく体の痛みがなくなった。
上りの途中でかなり高齢の男性に会い、少しお話しを伺った。高齢のランナーに会ったら健康の秘訣を聞いてみようと思っていたのだ。ゼッケンを調べて後でわかったことだが、彼は去年の最高齢完走者(78歳)であった。後ろ姿だけだと50代に見える。前から見ても十分お若い。ただ耳が少し遠かった。毎日10〜15キロ走っているそう。話をしながらお互い歩いていたが、突然彼がきつい上り坂の途中で走り始めた。いやいや、おじいちゃんが走っているのに私たちが歩くわけにはいかない。仕方なく走りました。そんなこんなしているうちにバラ公園のエイドの到着。去年ここに着いたのが17時30分、今年は16時45分。ここでもトイレに寄る。エイドではそうめんをいただいた。エネルギーになるものをたくさん食べないといけないと思うのだけど、水分の取り過ぎと暑さで麺以外喉を通らない。もうすぐ5時だというのにまだまだ日差しが強いのだ。今回、天気予報が終日曇りということだったので、透明レンズにシルバーミラー加工がしてあるサングラス(可視光線透過率50%)を持ってきたが、これは失敗。サングラスしてても眩しかったよぉ。もっと暗い色のを持ってくればよかった。
海岸線をクニクニと進むが、最後の来島海峡大橋はなかなか見えてこない。途中で、マエケンによく似たマエケンユニフォームの若い男子を抜かした。



歩くことなく橋を渡り切って、四国に上陸。ぐるぐるの坂道を下るとそこにエイド。ここには鶏卵饅頭がある。いつもこのエイドにはOLっぽい人がいる印象があるのだけど、どうやらひめぎんの方がお手伝いしてくださっているようだ。ここのトイレは少しコースアウトしてサンライズ糸山という施設まで行かないといけないのだけど、2時間近くもトイレに行っておらず限界だったので思い切って行くことにした。最後の8キロはすっきりした気分で気合を入れ直して走りたい。
今治市内を走っているうちに、ついに真っ暗になった。最後のエイドではドリンクだけいただいてすぐ出発。このエイドは拍手でランナーを迎え入れ、拍手で送り出してくれる。ここには若いサラリーマン風の人が多いのだけど、もしかすると伊予銀行の人だろうか(伊予銀行の前だから)。
やっと見えてきた、ライトアップした今治城。今年も美しい。手摺りにしがみつくようにしてやっと階段を上り、敷地を横切ってラスト1キロ。

つらくて楽しい長い長い旅が終わった。すごく嬉しいけど、終わってしまったことがちょっとだけ寂しい。
2014.06.07
第14回しまなみ海道100キロウルトラ遠足完走記 その1
前日は新幹線で福山入り。夕飯は姉とトムと3人でお好み焼きを食べた。広島焼きは焼きそばやうどんを入れられるからね、しっかりカーボローディングできました。
宿は去年と同じリッチモンドホテル福山駅前。夜はさっさとお風呂に入り、寝る態勢を整えてテレビで野球を観た。実際寝たのは9時半頃かな。
翌日は2時起床。ごはんはカップラーメン、おにぎり2個、カステラ1切れ。テーピングを貼って日焼け止めを塗ったりしているうちに、荷物預けの時間が迫ってきた。
中間地点行きの荷物とゴール行きの荷物をそれぞれ預け、ダメ押しのトイレに行った。荷物預けの場所ではカープのユニフォームの人がたくさんいたなー。去年も参加していたカープユニにキティちゃんのフェイスペインティングのお兄さんがいたので、「この前コボスタにいらっしゃいましたよね?」と声を掛けた。楽天とカープの試合をテレビで観ていたら、スタンドにいる彼が映ったのだ。
少し前まで雨が激しく降っていたらしいのだけど、スタート時にはすっかり雨が止んでいた。足元はグチャグチャだけど仕方ない、雨が止んだだけでもラッキーだ。たまたま立っていた場所がスタートラインのわりと近くだったので、去年よりかなり前からのスタート。楽しくて苦しい長い旅の始まりです。スタートがお城っていいよね。
スタートから一緒だった姉とは10キロも行かないうちに別れた。姉は速いのだ。10キロ地点のエイドに今年ももみじ饅頭があったので、2切れ食べた。こしあんとチーズクリーム!全部で4種類あったよ。
バイパスのトンネル6つを抜け、去年トムが行ったトイレのある小さな公園では、ラジオ体操が始まったばかり。もちろん今年はトイレには寄らない。
14.9キロのエイドでは念願のぶっかけうどんを食べた。去年も一昨年もすごく並んでいたのでパスしたうどん。ちゃんと天かすやネギも入ってるんだから。このエイドにはおにぎりもあるのだけど、うどんだけでお腹いっぱい。
やっと海が見えてきて初めての橋、尾道大橋。橋に辿り着くまでの細い歩道で、ガードレールに前のゼッケンが引っ掛かり、ユニフォームにつけていたピンバッチがどこかに飛んで行った。
尾道大橋の歩道はとても細く、人がひとり通るのがやっと。流れに乗って走り、橋を渡り終えたらここで初めてのトイレ。トムも私もここまで我慢できた。そしてこの地点で両親と甥っ子が初登場。この後、30、40、50、55、60、70、80キロ地点のエイドとゴールで私たちを迎えてくれた。その時々で、準備しておいてもらった豆乳やネクターを飲んだ。
向島(むかいしま、と読みます)の街中には、スイカエイドがある。軽トラックの荷台に並べられたたくさんのスイカ。去年はあまり残っていなかったけど、今年は塩を振ったものを手渡しでいただいた。水分たっぷりで甘くてしょっぱくて、美味しい~。どんなに体調が悪い時でもスイカなら食べられそう。
市街地を抜けると、静かな海沿いの道を走る。釣り人の姿はチラホラ。曇っているけど湿気がひどく、私も周りのランナーも汗びっしょり。おまけに風はまったくない。
29キロのエイドの直前。あまりに暑かったのでこの頃はサンバイザーも取り、アームカバーもずり下ろしていた。このエイドのボランティアには永ちゃんのファンがいるらしく、永ちゃんの曲がガンガンかかり、永ちゃんタオルが掲げてあった。そういえば矢沢永吉って広島出身だよね。
2つ目の橋、因島大橋に至るまでには、階段をたっくさん上る。膝が笑っちゃうよー。橋に着いてもすぐには走り出す気が起きない。因島大橋は2段になっていて、車道の下を走る。もともとは電車が通る予定だったらしい。
橋を渡り終わってぐるぐる下りたら、写真撮影ポイントがあって、お楽しみの生絞りオレンジジュースエイド。ここには毎年ホラ貝を吹いて迎えてくれるオバちゃんがいる。本当にここのジュースは美味しい。お腹がタポタポになっちゃうなーと思いながらもおかわり。因島は後半内陸部に入り、ちょっとアップダウンがある。もちろん急な上り坂は歩きます。坂が終わって海岸線を走ると次のエイド。たしかここに美味しいはっさくゼリーがあった。
3つ目の橋、生口橋を渡ると、中間地点がある生口島。橋が終わるくらいのところに2つ目の写真撮影ポイント。前後のランナーとかぶらないようペースを調整し、髪を整えてカメラに向かいますよ。
で、これがその写真。
46.2キロのエイド、個人のお宅をお借りしたエイドには、瀬戸田のレモンを使った冷たいレモン水があった。日差しが出てきて喉が渇くペースも早くなり、またもおかわり。
11時20分に中間地点に到着。去年より25分早い!ここで預けておいた荷物をピックアップし、両親と合流。おにぎり2個、ソーセージ、桃の缶詰を食べた。日差しが強くなってきたので日焼け止めを塗り直し、空になったポケットにジェルやアミノ酸を詰め込み、滞在時間20分で出発。まだまだ元気!というほどではなく、それなりに疲れは出てきているけど、どこかが特に痛むこともなく、まあ順調という感じです。
宿は去年と同じリッチモンドホテル福山駅前。夜はさっさとお風呂に入り、寝る態勢を整えてテレビで野球を観た。実際寝たのは9時半頃かな。
翌日は2時起床。ごはんはカップラーメン、おにぎり2個、カステラ1切れ。テーピングを貼って日焼け止めを塗ったりしているうちに、荷物預けの時間が迫ってきた。
中間地点行きの荷物とゴール行きの荷物をそれぞれ預け、ダメ押しのトイレに行った。荷物預けの場所ではカープのユニフォームの人がたくさんいたなー。去年も参加していたカープユニにキティちゃんのフェイスペインティングのお兄さんがいたので、「この前コボスタにいらっしゃいましたよね?」と声を掛けた。楽天とカープの試合をテレビで観ていたら、スタンドにいる彼が映ったのだ。

スタートから一緒だった姉とは10キロも行かないうちに別れた。姉は速いのだ。10キロ地点のエイドに今年ももみじ饅頭があったので、2切れ食べた。こしあんとチーズクリーム!全部で4種類あったよ。
バイパスのトンネル6つを抜け、去年トムが行ったトイレのある小さな公園では、ラジオ体操が始まったばかり。もちろん今年はトイレには寄らない。

やっと海が見えてきて初めての橋、尾道大橋。橋に辿り着くまでの細い歩道で、ガードレールに前のゼッケンが引っ掛かり、ユニフォームにつけていたピンバッチがどこかに飛んで行った。








46.2キロのエイド、個人のお宅をお借りしたエイドには、瀬戸田のレモンを使った冷たいレモン水があった。日差しが出てきて喉が渇くペースも早くなり、またもおかわり。

2014.06.04
もうすぐしまなみウルトラ
3度目のしまなみウルトラが今週土曜日に迫ってきました。天気予報によると、当日の現地は曇りで、最高気温27℃最低気温19℃ということです。先週末の異常な暑さを考えたら、まずまずの天気ではないでしょうか。一昨年も去年も曇ったり雨が降ったりでしたが、今年も瀬戸内の青い空と青い海は拝めなさそう。
準備は順調に進んでいます。ピーカンで真夏日だったら、ジャイアンツユニフォームをあきらめるつもりでしたが、なんとか大丈夫そうです。去年はカラーユニフォームでしたが、今年は普通のホームユニフォーム。
インナーにクラフトのスーパーメッシュを着て、ランパンはノースフェイス、ゲイターがCEP、アームカバーはC3fitです。曇りなのでヘッドウェアはジャイアンツサンバイザー。
このランパンすごいのです。腰の部分にぐるりとメッシュポケットが付いてて収納力抜群。収縮性のあるメッシュなので中に入れた物が揺れないのです。お腹のゴムのところも肌当たりが良くて擦れません。トムもお揃いで買いました。
これは一人分の補給食。フルマラソンで使っているものばかりで、ただ数を2倍に増やした感じ。半分は中間地点行きの荷物に入れて、途中で補充します。
今年の目標は去年より1時間早く、14時間台で完走。この大会は道中を目一杯楽しむのが一番大事なことで完走さえできればタイムはあまり気にならないのですが、去年より少しは成長を感じさせる程度の結果は出したい、とううことです。
そのための対策として、
・最初の20キロちょっとはトイレに行かない。公共の大きいトイレはそこまで行かないとないので、その前に行くと混んでいて時間をかなりロスしてしまう。
・トイレに行く時はできるだけ連れション。同じタイミングで行って、少しでも効率良く。
・エイドでのんびりし過ぎない。
・涼しくて元気もある中間地点まではちょっと頑張る。
・50キロではなく、70キロが中間地点のつもりで走る。しまなみのコースは75キロ以降がつらい。
残念なことにレース当日は生理の初日か2日目に当たりそう。お腹や腰の痛みはロキソニンでなんとかなると思うけど、体は重いだろうなー。でもフルマラソンでもしょちゅう当たっているし、普段の練習の時も生理中でも走るようにしてるし、慣れてるといえば慣れている。2ヶ月前くらいに買ったアンダーアーマーの生理パンツはすごく快適で、変な擦れも起きないと思うので、まあ不運を受け入れて頑張るのみ。
ゼッケンはトムが81(清水打撃コーチ)、私が83(岡崎2軍監督)です。連続で入金したのに、また誰かに間に入られたもよう。去年に引き続き夫婦なのに連番ではありませーん。

インナーにクラフトのスーパーメッシュを着て、ランパンはノースフェイス、ゲイターがCEP、アームカバーはC3fitです。曇りなのでヘッドウェアはジャイアンツサンバイザー。


今年の目標は去年より1時間早く、14時間台で完走。この大会は道中を目一杯楽しむのが一番大事なことで完走さえできればタイムはあまり気にならないのですが、去年より少しは成長を感じさせる程度の結果は出したい、とううことです。
そのための対策として、
・最初の20キロちょっとはトイレに行かない。公共の大きいトイレはそこまで行かないとないので、その前に行くと混んでいて時間をかなりロスしてしまう。
・トイレに行く時はできるだけ連れション。同じタイミングで行って、少しでも効率良く。
・エイドでのんびりし過ぎない。
・涼しくて元気もある中間地点まではちょっと頑張る。
・50キロではなく、70キロが中間地点のつもりで走る。しまなみのコースは75キロ以降がつらい。
残念なことにレース当日は生理の初日か2日目に当たりそう。お腹や腰の痛みはロキソニンでなんとかなると思うけど、体は重いだろうなー。でもフルマラソンでもしょちゅう当たっているし、普段の練習の時も生理中でも走るようにしてるし、慣れてるといえば慣れている。2ヶ月前くらいに買ったアンダーアーマーの生理パンツはすごく快適で、変な擦れも起きないと思うので、まあ不運を受け入れて頑張るのみ。
ゼッケンはトムが81(清水打撃コーチ)、私が83(岡崎2軍監督)です。連続で入金したのに、また誰かに間に入られたもよう。去年に引き続き夫婦なのに連番ではありませーん。
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