fc2ブログ
2016.08.24

ミリタリータトゥー2016

リオオリンピックオリンピックの閉会式の映像、ノーカット版は見つからず、日本選手の入場の場面と東京オリンピックへの引き継ぎセレモニーの一部だけ見ることができました。

渋谷のスクランブル交差点で始まって安倍マリオで終わっていたのですが、その後にもパフォーマンスがあったのですよね?TOKYO2020のプロモーションビデオは本当に気に入って何度も見返しました。椎名林檎監修の音楽が素晴らしい!全体的に、外国人がイメージする伝統的なニッポンではなくて、クールなTOKYOを前面に出しているところが新鮮でした。2020年の開会式や閉会式もぜひこの方向で!!音楽も引き続き椎名林檎で。

さて、エディンバラフェスティバルもいよいよ終盤を迎えます。昨夜はフェスティバルのメインイベント、ミリタリータトゥー(The 2016 Royal Edinburgh Military Tattoo)を観に行きました。タトゥーとは刺青のことではなくて、軍の帰営ラッパのことだそうです。一言でいうと軍の音楽隊のパフォーマンスなのですが、想像を超えた素晴らしいものでした。1950年から1度も中止になったことがないというこのイベント、フェスティバルの間は日曜日以外毎日開催されます。雨天決行です。昨日も途中で雨がパラつきました。もちろんレインジャケット持参です。

平日は夜9時開始。既にネムネム状態ですが、こんな時間に出掛けることがないので、エディンバラの夜景が新鮮です。会場はエディンバラキャッスル前の広場、たぶん1万人くらい収容できる仮設のスタンドが作られています。事前にネットでチケットは買っていたのですが、こういうことに関してのんびりし過ぎな私たちがチケットを取ったのは8月になってから。日付も選べず、座席も200ポンド近い高額な席か極端に安い席しか残っておらず、かろうじて取った席は2番目に安い39ポンドの席。たぶん花火が見えづらい席です。

パフォーマンスが始まる前に、エリザベス女王の90歳のお誕生日をお祝いして、みなでハッピーバースデーの歌を歌います。

MCの人が「オーストラリアから来た人〜!?」とか「日本から来た人〜!?」とか呼び掛けて会場を盛り上げます。なんとなく国別に固まっているように感じたのですが、ツアーでチケットをまとめて用意することは多いから?日本人は、私たちから1番遠いブロックにたくさんいたようです(さすが、高額な席です)。

イギリスの軍楽隊のパフォーマンスだけでなく、ニュージーランドやアメリカなど、他の国の軍のパフォーマンスもあります。楽器の演奏、いわゆる「集団行動」的パフォーマンス、歌にダンス、バイクパフォーマンスもありました。

私はバグパイプの調べがとても好きです。あの独特の音階や低音で響くベースみたいな音、私の心の奥のノスタルジーを呼び起こされるような気がします。そして、それに合わせてタータンチェックのスカートを履いて踊る若い女性たち。何あの踊り、超可愛い。調べたところ、ハイランドダンスというものでした。腕を上げて、ピョンピョン飛び跳ねながら細かいステップを踏むのです。ハイランドダンス、習いたい、踊ってみたいと思ってスクールを探したのですが、遠かったりクラスが夜だったりで、ちょっと難しそう。スクールを探していたら、ミリタリータトゥーに出演するハイランドダンサー募集サイトを発見。なるほど、世界中から(?)精鋭が集まっているわけですね。

fc2blog_20160825044422a32.jpgこんな感じ(ざっくり)。


fc2blog_2016082504450628a.jpgお城もパフォーマンスに合わせてライティングされます。


最後はすべての国の出演者が総出で一緒にパフォーマンス。そして観客全員でイギリス国家とオールド・ラング・サイン(蛍の光)を歌うのです。まさに平和の祭典!目頭が熱くなります。蛍の光の原曲はスコットランド民謡なので、スコットランドの人はみな知っていると思っていましたが、世界的に有名なのですね。みんな歌っていました。そして蛍の光を歌う時は、自分の体の前で手を交差して、右手で左側の人、左手で右側の人と手を繋いで、その手をブンブン振りながら楽しく歌うのです。誰に言われたわけでもないのに。

花火が上がって、だいたい11時にすべて終了。毎晩、私たちがひと寝入りした後に花火の音で起こされるのですが、その正体はコレか!

私は1番上の方の席だったので、降りるのに20分かかりました。ちなみにトムは、10時15分くらいにトイレに行ったきり帰って来なかったので、再会したのは11時20分です。ミリタリータトゥーの前はビールの飲み過ぎに注意です。