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2011.09.26

あんこのひと騒動

昨日の夜、あんこは体調が悪そうだった。ペタンとうつ伏せになって、よだれを垂らしていた。ちょっと落ち着いてきた頃、あんこの爪を切ることを思い付いた。元気がない時のほうが抵抗が少なく、爪を切りやすいのだ。3本目で、うっかり深く切りすぎたらしく、ポタポタと血が出てきた。あんこはキャインとも鳴かなかったし、ビクッとすることもなく、突然血が出てきたので、私のほうがびっくりしたくらいだ。

ただの深爪とはいえ、なかなか血が止まらない。うちには小さな子供がいないので、バンドエイドくらいしか外傷用グッズがない。なぜかたまたま救急箱に入っていたアメリカ製のストレッチ包帯で、トムがあんこの足先を止血してくれた。あんこは足をひきずりながらも、家の中をヨタヨタと歩いていた。

深爪あんこ


その後すっかり落ち着き、ぐっすり眠るあんこ。足の包帯と被せたビニール袋が痛々しい。


今朝、血が完全に止まったか確認するために包帯を取ったら、血は止まっていた。しかしその時からあんこがよだれを垂らしながら震え始め、文字にすると「ぐぉーん、ぐぉーん」という唸り声(呻き声?)を出し始めた。もちろん一歩も歩けない。

今日は仕事だったけれど、こんな状態のあんこを放置して出かけるわけにはいかない。仕事を休ませてもらって病院に連れて行くことした。それにしても、「飼い犬が具合が悪い」という理由では、仕事を休みづらいなー。同じようにペットを飼っている人以外にはなかなか理解してもらえないだろう。私は嘘をつくのが嫌なので正直に話したけれど。

ここに引っ越して以来、まだ一度も動物病院にかかっていないけれど、一応近所の動物病院については調べてある。候補は2軒。どちらも徒歩5分くらいの距離にあるが、一方は若くて(30代)イケメンで優しそうだけど、開業してまだ4年。もう一方は年齢50歳くらいの開業10年の先生が院長で、他にも若い勤務医が2人いる。9時の病院オープンの時間まで散々迷って、ベテラン先生のほうにした。

歩いて5分とはいえ、ひとりで体重10キロのあんこを抱っこするのは無理。トムも朝の仕事をキャンセルして、腕が疲れたら交替しながら、あんこを病院まで連れて行った。抱っこが嫌いなあんこも、今日はまったく無抵抗。なされるがままの仰向け抱っこで、とてもおとなしい。

もちろん、触診や聴診器で何かわかるはずもなく、血液検査やレントゲンをすることになった。最近そういった検査もご無沙汰だったので、いい機会だ。

結果、あんこは肝臓のALTとASTという値が高かった。でも目で見てかわるような腫瘍はないと言う。それ以外には、老齢による変形性脊椎症が見付かった。脊椎の間隔が一定でなくなったり、突起状になっている部分が見られる。ここ数ヶ月、足腰が弱くなってヨタヨタしている原因はコレだったのだ。神経を圧迫して激しい痛みを伴うようになると、それこそ足が立たなくなってしまう。こればっかりは、鎮痛剤を飲んだり、適度な運動をするような対処療法しかない。

肝臓も脊椎も、今日の症状に直接関係しているのかははっきりしない。深爪の足が痛くて、残りの3本足でも体重を支えられなくて、自分でもびっくりしちゃったのかもしれないし、本当にうめき声を上げるほど、痛かったのかもしれない。

どのみち、あんこくらいの年齢だとどこかしら悪いのは当たり前で、そんな体調も含め老いと付き合っていくしかないのだ。

深爪については、いたく反省しております。でも、あんこは爪が黒くてどこまで切っていいかわかりづらいし、私も小心者なので、そんなに深く切った覚えはないだよねー。切った爪先もどこにも落ちておりませぬ。

ぐったりあんこ


病院から帰って、気持ちも落ち着いたあんこ。
でも体に力が入らず、まともに歩けない状態。

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Posted by at 2011.09.26 14:57 | 編集
あんこちゃんは痛かったと思いますが、tomoさんもトムさんも大変でしたね。あんこちゃん、元気になってね~。

私も滅多なことでは休める仕事ではないので、いつかうちの猫が病気になったりしたらどうしよう…と考えることがあります。わかってもらえなくても、私には大事な家族ですから、その時は休んでしまうと思います。
Posted by emmynyaa at 2011.09.27 00:41 | 編集
アメリカでは犬が病気だったら休めると思うんですけど(私だけですかね?)、日本では言いにくそう。
でも大事な家族だしね。
嘘を付きたくない気持ちも分かるし、難しいですね。

でも少し安定したのでしょうか?
あんちゃん、心配だよ~。
TOMOさんも、深爪なんて珍しい事じゃないです。
仕方がなかったよね。
とにかくお大事にね。
Posted by nee at 2011.09.27 12:23 | 編集
>非公開コメントさま
貴重な情報をありがとうございます。
今のところは様子見状態が続くので、今の病院で大丈夫だと思いますが、今後病状が悪化したりして、他の病院で診てもらいたいと思った時には、ぜひ頼りにしたいと思います。
うちから錦糸町まで、電車でも10分くらいなのですよー。

>emmynyaaさん
あんこは過去の事例からも、やや大袈裟に痛みや恐怖を表現する傾向にあるので、すっかり元気となった今となっては、???という感じです。でも、犬はどこが痛いとか苦しいとか言えないので、飼い主が最大限汲み取ってあげないといけませんよね。
ペットが急に具合が悪くなった時、やはり仕事をどうするか、悩みますよね。でも飼い主としての自分の代わりは他にいないので、休まざるを得ないのだなーと今回しみじみ思いました。

>neeさん
今回もすんなりと休みを受け入れられたのですが、さすがに言いにくかったです。人事に提出する正式な休暇届には、ちょっとぼかして、「家族が急病のため」と書きました(笑)。
病院に行った日の夜にはすっかり痛みもひいたようで、4本足で歩けるようになり、翌朝はいつもどおり散歩にも行きました。一応、病院でもらった痛み止めと肝臓の薬はまだ飲んでいます。
深爪した部分を見ると、本当に爪が短くなっていて自分でも驚きました。私もぼーっとしていたのかもしれません。
Posted by tomo at 2011.09.28 15:03 | 編集
動物って具合が悪くても敵に知られないようにするのかな。気付いたときにはかなり酷くなってたりしますよね。でも薬を飲むとあっという間に回復したりして、びっくりさせられます。あんこはその後どうですか?
私はまだ一度も自分でマニスの爪を切ったことがありません。黒い爪は難しいよね。
Posted by ゆーこ at 2011.09.29 23:07 | 編集
↑あ、ゆーこさん、こんにちは。お帰りなさーい^^

tomoさん、たいへんでしたね。トムも仕事キャンセルしてくれたのですね。優しい~。
あんこちゃん、具合が悪いの心配です。この間会ったときは、調子良さそうだったのに。早く元気になって欲しいなぁ。
Posted by noir at 2011.10.01 18:15 | 編集
その後あんこちゃんの様子はどうですか?深爪と言うよりもともとの体調が原因してるような気もしますがどうなんでしょうね。いずれにしても早く良くなることをお祈りしています。老犬は本当にかわいいですね。ゆっくりと穏やかに日々を暮らせることを願っています。
Posted by YummieD at 2011.10.02 15:18 | 編集
>ゆーこさん
信じられないことに、あんこは病院に行った日の夜には、すっかり元気になり、4本足で普通に歩いていました。あんこは、大袈裟に痛がる傾向にあるので、薬がよく効いて回復したのか、もともとたいしたことなかったのか、怪しいところです(笑)。
私も今までは狼爪だけしか自分で切ったことはなかったのですが、最近病院に行く機会がなかったせいで他の爪がずいぶん伸びてしまっていました。見かねたトムに、「あんこの爪、切ってあげて~」とこの日に言われ、初めてチャレンジしたらこのザマです。黒い爪は難しいです。これからは病院でやってもらいます。

>noirさん
病院は歩いて5分なのですが、抱っこではマンションの下に下りるのが精一杯です(笑)。そういう意味ではひとりで病院に連れて行けません。いざという時のために、カートを買っておいたほうが良いのかしら。
あんこはすっかり元気になりました!むしろいつもより元気です。一応肝臓の薬は飲んでいるのですが、今後飲み続けるかは微妙なところです。老化にともなう症状に関しては、積極的治療というより痛み止めなどの対処療法しかないかなーと思っています。

>YummieDさん
ご心配くださり、ありがとうございます。
おかげさまで、病院に行った日の夜には、嘘みたいにすっかり元気になりました。一応もらった痛み止めを一週間分飲ませましたが、必要だったのかどうか・・・。血がたくさん出たので、一時的にショック症状みたいなのが出たのかもしれません。
肝臓とか脊椎とか、老化による不調が多少あるのは仕方ないですが、なんとか現状維持できるといいなーと思っています。
Posted by tomo at 2011.10.03 16:33 | 編集
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