2012.01.29

館山若潮マラソン ~ハーフからゴールまで~

ハーフ地点を過ぎて少し走ると、コースはぐっと山側に向かう。ここから30キロ地点までの間にアップダウンを繰り返しながら標高40メートルまで上るのだ。

いきなりの向かい風。しかも帽子が飛びそうなほどの強風。一生懸命脚を動かしてもなかなか進まない。少しペースが落ちたけれど、さすがにこれは仕方ない。この辺りは風除けのためか、みな一列になって走っていた。

じわじわとペースが落ちていくのをどうすることもできず、ついには下り坂でも、風があまりない所でも、ジョグペースになってしまった。脚が重いだけでなく、右の足首と右の脛の外側も痛い。

この痛みに関しては、後ではっきりした原因がわかった。レース前に履いていたシューズでも、レース用のシューズに履き変えてからも右の内側のくるぶしにシューズが当たって痛かった。いつも履いているシューズと靴下なのにおかしいなーと思いつつ、そのまま走ったのだけど、帰宅後お風呂でよく見たら、青く腫れていたのはくるぶしの上。どう考えても靴は当たらない。どうやらタイツの縫い目(縦横の縫い目が交差して分厚くなっている部分)がくるぶしの上に当たり、さらにその上に靴下のゴムの部分が被って、くるぶし上部を圧迫していたらしい。水玉のタイツはふくらはぎ部分が横に長い楕円形の水玉になってしまってかっこ悪いので、少しでもまん丸に近付くよう、せっせと縦に伸ばして履いてしまったのだ。こんなことが仇になるなんて。そのくるぶしの痛みをかばって走るうちに、少しずつ足首と脛にも負担がきていたと思われる。

脚が重いのは我慢できるけど、そういう痛みは我慢して走れない。ついに30キロ地点の急な上り坂の途中で歩いてしまった。給水所の後ろに控えている収容車に乗りたくてたまらない。私も収容されたいよ~。でも歩けば痛みは少し治まるので、こんな状態で棄権するのはずるいと思って我慢した。500メートルくらい歩いては、また500メートルゆっくり走るというのを延々と繰り返す。

実は15時4分発の特急の指定券を買ってしまったので、ゴール後のもろもろの時間を考えると、4時間15分くらいでゴールしないと、その特急には乗れない。指定券が無駄になる・・・、トムを待たせることになっちゃう・・・というのがあって、つらくても1分でも早くゴールしなくては、とずっと思っていた。

歩いている時に、金哲彦さんに抜かれた。うーん、恥ずかしい。「タイムの貯金は体の借金」ですね。金さんの著書は全部読んでますから、わかってますよ。わかってるけどね・・・。

金さんはビルドアップぎみに走り、3時間58分でゴールしたそうです。ずっと付いていけば良かった。

そのすぐ後に、4時間のペーサーにも抜かれた。ペーサーは東京経済大学の陸上部の若者。颯爽と走り抜けていきましたが、付いて走っている人はほとんどいなかった。風船など付けておらずビブスだけだったから、目立たなかったのかも。

海沿いの気持ちいい道まで戻ってきたら、今度はまたひどい向い風。まあ歩くぶんにはあまり関係ないけど、寒いよー。

村上春樹さんの「走ることについて語るときに僕の語ること」に、同じシチュエーションが出てくる。館山若潮マラソンの30キロ地点で脚が動かなくなり、寒空の下みじめな気分で歩く村上さん。

去年と一昨年の当レースでは村上さんの目撃情報があったので今年も期待していたけれど、見つけることはできず。村上さん、今年は走らなかったのでしょうか。

37キロくらいのところで背中を叩かれて振り返ったら、まさかのトム。トムを抜かした記憶はないので、ずーっと快調に走っているのかと思っていたよ。15キロ地点のトイレで2分くらい時間がかかったというので、どうやらその時に抜かしたらしい。それにしても、歩いている私の後ろから来るなんて遅すぎるじゃん!と思ったら、トムも30キロ過ぎから脚が動かなくなり膝も痛くなり、歩いたり走ったりだったらしい。あとでラップを比べてみたら、すごくシンクロしていたのでびっくりした。実はずっと近くを走っていたようだ。私たち、本当に双子みたいだ。不思議だなー。ゴールまで一緒に走りたかったけど、脚が痛くなるタイミングが違うので、結局別々になった。

ゴール2キロくらい手前で、両脚のふくらはぎが攣って尻餅をついていたおじさん(どちらかというとおじいさん)の足先を伸ばしてあげていたら2分ほど経ってしまい、その後誰も並んでいないトイレがあったので寄って、そこでも時間をロスしてしまったので、トムより4分遅れぐらいでゴール。トイレは最後まで我慢できそうだったけど、ゴール後のほうがトイレが混んでるかもしれないと思ったので、途中で行っちゃった。今回も膀胱の上にカイロを貼っていたおかげか、この寒さの中トイレで悩むことはなかった。前日からカフェインを取らず、経口補水液しか飲まなかったのも効果があったと思う。

最後の数百メートルは沿道にぎっしり応援の人がいて歩くのは恥ずかしかったので、頑張って走り切りました。


20キロ以降のラップ

~25キロ 27:17
~30キロ 29:38
~35キロ 35:38
~40キロ 40:26
~ゴール  19:40
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