2012.05.16
「舟を編む」「乳酸を使いこなすランニング」

本屋大賞に選ばれた本ということで、早速買い求めた。三浦しをんさんの作品を読むのは、「風が強く吹いている」「小暮荘物語」(この2冊は以前あづ。さんがプレゼントしてくれた)「格闘する者に○」に続いて4作目。登場人物がみな個性的、かつ愛すべき人たちばかりで、読み終わるといつも心がほんのりと温かくなる。本作品も同様。辞書を作る人々の熱い情熱が描かれていて、何気なく本棚に並んでいる辞書に対する見方が変わった。もともと「言葉」が好きなので、フィクションとはいえいろいろと興味深いエピソードもあった。あっという間に読み終わりました。

最近、ウルトラマラソンのためのロング走が続いて、慢性的に疲労状態に陥っている。今まで飲んだことがない健康飲料まで妙に気になったりする。疲労の原因と対策が知りたくて手に取ったこの本。昔、生物の授業で教わったはずだけど、糖や脂肪からミトコンドリアが酸素を使ってエネルギーを生み出すということさえうろ覚えだったので、基本的な知識からおさらい。
疲労の原因は色々あるし、まだ解明されていないこともあるらしいのだけど、なぜマラソンの後半で脚が重くなるのか、とか、なぜイーブンペースで走るといいのか、など、なんとなく感覚的に理解していたことが、科学的な理屈でわかったので、とてもすっきりした。
以前は走っていて脚が重くなってきたら、ただ「あぁ、疲れたなー、脚だるいなー」と思うだけだったけど、最近は「糖が足りなくなってきたのだな、早く補給しなくては」とすぐ思えるようになった。自分の体の中で何が起きているか想像がつくと、なんだか冷静でいられるのだ。だらだら走るだけでなく、自分の体の声を聞きながら疲労に対応していく感じ。これも、長距離を走る面白さなのだろうな。
いろいろと勉強になりました。
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ラグランに合わせるジャケットのお写真見てきました。
あれを可愛く着ているtomoさんのイメージがキョンキョンに重なりました。
走っている時に疲れる理由が分かっていると、補充する飲み物や食べ物もより効果が出そうですね。
乳酸とはちょっと違うのですが、陽に当たって疲れた時は「細胞のDNAが紫外線で破壊されている、、、」と思って納得しています(笑)。ビタミンCの効きが良くなるように、、なんて。
三浦しをんさんの本は読んでみたことがなかったので、図書館で調べてみました。「舟を編む」はありませんでしたが、「風が強く、、、」をリクエスト。届くのが楽しみです。
あれを可愛く着ているtomoさんのイメージがキョンキョンに重なりました。
走っている時に疲れる理由が分かっていると、補充する飲み物や食べ物もより効果が出そうですね。
乳酸とはちょっと違うのですが、陽に当たって疲れた時は「細胞のDNAが紫外線で破壊されている、、、」と思って納得しています(笑)。ビタミンCの効きが良くなるように、、なんて。
三浦しをんさんの本は読んでみたことがなかったので、図書館で調べてみました。「舟を編む」はありませんでしたが、「風が強く、、、」をリクエスト。届くのが楽しみです。
>daysofWLAさん
キョンキョンとの共通点は背が低いことだけですが、たしかにあのジャケットはちょっとキョンキョンっぽいですね(^ ^)
そうそう、陽に当たるだけでとっても疲れますよね。細胞のDNAが紫外線に破壊されているからなのですねー。走る時も、頭や首の後ろに陽を当てないように気をつけています。そういえば、サングラスをしていないと、目だけじゃなく、全身が疲れますよね。
「風が強く吹いている」は箱根駅伝の話ですが、登場人物のキャラが立っているので、駅伝に興味がない人でも十分楽しめると思いますよー。
キョンキョンとの共通点は背が低いことだけですが、たしかにあのジャケットはちょっとキョンキョンっぽいですね(^ ^)
そうそう、陽に当たるだけでとっても疲れますよね。細胞のDNAが紫外線に破壊されているからなのですねー。走る時も、頭や首の後ろに陽を当てないように気をつけています。そういえば、サングラスをしていないと、目だけじゃなく、全身が疲れますよね。
「風が強く吹いている」は箱根駅伝の話ですが、登場人物のキャラが立っているので、駅伝に興味がない人でも十分楽しめると思いますよー。
Posted by tomo at 2012.05.21 16:14 | 編集
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