ニッポンで猫と暮らす

パニャは狭い場所が落ち着くようで、1日のほとんどをキャットタワーの小さなハウスで過ごす。ハウスからちょこんと顔を出している様子は、まるでぬいぐるみのよう。歯が少ないせいか、カリカリは食べず缶詰やパウチのソフトフードだけだが、聞いていたよりもよく食べる。猫草も大好き。まだおどおどした態度は見せるけど、徐々に環境に慣れてきている感じ。

たまちゃんとの関係はまだまだお勉強中。

たまちゃんはかなり積極的にパニャに近付いて行く。すぐ近くでお腹をゴロンと見せて、攻撃する気がないことをアピールするが、パニャはそれを受け入れられないみたいで、たまちゃんが1メートルくらいに近付くと、ウーッと低い声で唸り続け、もっと近付くとシャーっという。

それでもたまちゃんが懲りずに接近して、一晩に1〜2回「にゃあぁぁぁぁーーー！」「フギャーーーーッ！」と激しいやりとり(手は出ていない模様)が行われる。頑張るたまちゃんが愛しい。パニャがうちにきてから、たまちゃんはなぜか自分のベッドに引きこもることがほとんとなくなり、普通の家猫らしくなってきた。

昼間はよくこんな感じで寝ている。まるで猫タワーマンションの1階と3階の住民のようだ。昼間に「フギャーーーーーーッ！」となることはなく、2匹ともおとなしく寝ている。2匹で長時間のお留守番も経験済み。大騒ぎをするのは、たいてい私たちの寝入りばなだ。

今まで、猫＋猫、猫＋犬、犬＋犬、犬＋猫、と、あらゆる組み合わせで、先住ペットがいる状態で新しいペットを受け入れてきた。うまくいかなかったことは1度もない。今回が一番難航しているけど、きっと時間が解決してくれるはず。焦らず、見守っていこう。