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2016.07.19

通夜、葬儀を終えて。

乗り継ぎが間に合わなかったスーツケース2つは、私たちが到着した2日後にホテルに届いた。それまでの間は、ユニクロでパンツや靴下、エアリズムの下着やTシャツを2枚ずつ買って何とか過ごした。化粧品もひと揃い買った。

お通夜まで3日空いたので色々余裕はあったけれど、時差なのか疲れ過ぎなのか、日本滞在中に一睡も出来ない日が2回もあった。

洋装の喪服を持って行っていたが、10年前のトム父の時と同じくダメ出しされ、またもレンタルの和装の喪服を着た。トム兄嫁とトム妹と3人でバッチリ和装でキメるのだ。暑い日だったので腰まわりにあせもが出来てしまった。和服を着慣れないため、お辞儀をした時に見えた自分の足元がガニ股だったりする。

トムの家は父方も母方も地元出身なので親戚はみな近くに住んでいるし、関わりも深い。さらに親くらいの年齢のいとこもたくさんいて、10年前のトム父の葬儀に会ったきりの私は大混乱。こういうソーシャルな場は苦手な私であるが、次男の嫁として頑張らねばならぬ。葬儀というのは、たまに親戚一同が会して思い出話をしたり、近況を報告し合ったりする場でもあるのだ。

お通夜も葬儀もお寺でとりおこなった。今は都会ではどちらも葬儀場を使う場合が多いが、トムの実家は檀家として地元のお寺と深く関わりがあり、住職とも親しい。こういう家庭環境というのは地方をイメージするが、トムの実家は山手線の駅から電車で30分足らずの場所にある。私は別に都会っ子ではないが、結婚当初はこの環境に戸惑った。そうは言っても、次男だし、結婚生活の半分は海外だったので、気楽なものだ。それでも、日本にいる間は年4回は必ずお墓参りに行き、実家に着いたら真っ先に仏壇にお線香を上げるというのが当たり前になった。

今回のことで、久しぶりに兄妹3人(とその配偶者たち)は長い時を一緒に過ごし、もともと仲の良い兄妹だがますます結束が固まったようだ。私も楽しい時間を過ごせた。子供たちが仲良くしている姿を空の上から見て、トム母は喜んでいることだろう。
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