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2020.09.03

猫をイギリスから日本に連れて帰るための手続き

まずは、猫のイギリスから日本へ連れて帰るための手続きについて書こうと思います。実際の体験談など、具体的な情報がほとんどなくてとても苦労しました。万が一、私の体験談を手続きの参考にされることがありましたら、必ず最新の情報をご確認くださいね。

日本への輸入に必要な手続きというのは、11年前にアメリカからの帰国の時に経験しました。マイクロチップ、狂犬病予防接種、抗体価検査、それらを証明する書類。それに関しては日本の動物検疫のHPに詳しくわかりやすく書いてあるので省きます。イギリスから帰国する場合も基本的には同じです。日本の動物検疫の方は親切でとても対応がいいので、何も心配いりません。

唯一違うのが、日本が要求する「輸出国の証明書」として、多くの国は日本の動物検疫所が作ったForm ACという書式を使うのですが、イギリスは独自の書式を使うのです。それが、Export Health Certificate(EHC)というもの。

APHA(Animal & Plants Health Egency)というのが、日本でいう検疫のような役割をする政府機関ですが、まずそこに Export application(EXA)とEHCをメール添付で送ります。日本に事前届出をした後に送付される届出受理書に書いてある受理番号を記入する欄がEHAにあるので、日本への事前届出を済ませた後ということになります。

EXAに自分が指定する獣医さんの名前や連絡先を書く欄があります。それは出発直前にヘルスチェックをして書類を仕上げてくれる獣医さんなので、基本的には行きつけの獣医さんですね。APHAが認めるOfficial Vetでなければならないとのことですが、多分普通に動物病院で勤務している獣医さんはOfficial Vet なのではないかと思います。私はフライトの2日前に動物病院の予約を取り、その日に担当の獣医さんがいるか確認したうえで、EHAにその獣医さんの名前を書かせてもらうことを伝えておきました。

EHCは4枚綴りですが、1枚目だけを埋めて、残りは空欄のまま、APHSに送ります。手書きはダメで、PDFファイルです。ごく最近、この申込手続きをオンラインでできるようになったようです。アカウントを作るのに必要なものがちょっと面倒くさそう。

あとはフライトの1週間前くらいに、紙になったEHCがAPHSから指定した獣医さんのもとに郵送されます。ちゃんと送ってくれるのかとっても心配。動物病院に事前に連絡して、届いたら連絡してくれるようお願いしておきました。実際は10日前くらいには届きました。

EHCの2枚目以降は獣医さんが手書きで埋めるのですが、マイクロチップ、狂犬病予防接種、抗体価検査の結果についてなど、記入する量は膨大です。あらかじめ、必要な証明書類のコピーを獣医さんに渡しておいて、時間がある時に書いておいてくれるよう依頼しておきました。

フライト2日前のヘルスチェックの時には、その内容に間違いがないかよく確認しただけです。EHAの4枚目は飛行機への搭載の際のケージなどに問題がないか確認してサインする、というものなのですが、搭載当日に見てもらうのは難しいので、その時に確認してもらいました。この4枚目に関して揉めることが多いようですが、私はうまく言いくるめました。ちなみに、簡単なヘルスチェックと書類作成費用は2匹で約5万円。

アメリカからの帰国の時には、Form ACに政府機関の獣医官の裏書きをもらわないといけなかったので、引っ越し前の忙しい時に遠い事務所まで出向いたものですが、イギリスはOfficial Vetが政府機関の獣医であり公印も持っているので、裏書きは必要ありません。全部の署名を1人の獣医さんにお願いしました。

EHCを羽田空港の動物検疫所にメールで送り、内容を事前に確認してもらって、やっと一安心でした。その時に、出発まであまり時間がないことを伝えたら、1時間ほどで確認完了のメールが来ました。

ヒースロー空港のJALのカウンターでも、書類の提示を求められました。

半泣きで書類をビリビリ破り捨てる、というようなこともありました。HPの説明は簡潔過ぎてわかりづらいし、獣医さんも経験がないし。でも今となってはすべてに感謝です。羽田空港の動物検疫は、預けた手荷物を引き取るエリアの端にあり、手続きはスムーズに終わりました。アメリカから帰国した時にも同じ言葉を掛けられたのですが、検疫の方が「動物検疫にご協力くださり、ありがとうございました」と言ってくださるのです。色々大変だけど、この一言で苦労が報われたと感じます。

fc2blog_20200903105916bc2.jpg秋から冬にかけて、マーロー界隈は雨が多かったのですが、3月はお天気が良かったです。

日向マニアのたまちゃん。


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この記事へのコメント
文章にまとめると何十行かでまとまってしまいますが、たくさんの人が絡めば絡むほど、本当に思い通りに行かないものなのでご苦労がうかがえます。
普段からお役所相手に書類をやりとりする職業なので、海外も絡んだお役所との書類のやりとりとなると…さぞや大変なのだろうと推測出来ます…。
でも今日本におられるということは、無事に全てをクリアしたということですものね。
本当におつかれさまです!
Posted by がら at 2020.09.04 10:41 | 編集
>がらさん
こうやって書いてみると、あれ、そんなに大変でもなかったか、と思ってしまいますが、当時は頭がいっぱいいっぱいでした。
イギリスのお役所は、基本的にきちんとしています。今回それがよくわかりました。ただ、HP上の手順の説明は簡潔すぎて言葉足らずだったような…。
がらさんは普段からお役所相手のお仕事が多いのですね。形式的な手続きが多くて大変そう(笑)。
Posted by tomo at 2020.09.09 16:36 | 編集
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