2007.08.02

配達する人

うちの近辺担当の、郵便配達の人が変わった。私がこの家に来てから3人目。今までの2人はメキシコ人のおじさんだったが、今回は若いアメリカ人。大変な仕事だと思うが、前任の2人のおじさんはイヤホンでラジオを聴きながら、飄々と配達していた。顔と住所(アメリカの配達では名前は確認しない。表札もない)を覚えてくれて、どこで会っても声を掛けてくれた。新しい人は担当地域が変わったばかりで余裕がないのか、悲壮感さえある。早く慣れて、毎日の仕事を楽しむ余裕が出るといいね。


私は配達の仕事に憧れがある。車の運転が好きだし、地図を頼りに人の家を探し当てるなんて楽しそうだ。ほとんど誰とも口をきかなくていいので気楽。アメリカの郵便局(USPS)の制服は、ブルーグレーの帽子とズボンに水色のシャツ。ズボンの代わりに同じ色のミニスカートを履いている女の人を見かけたこともある。なかなか可愛い。相当な距離を歩くせいか、太っている人など誰もいない。大手宅配便業者のUPSのお兄さんたちもかっこいい。運転席の両サイドのドアを開けたまま、次から次へと配達先を渡り歩く。トラックと同じ色のこげ茶の制服(特にハーフパンツ)もおしゃれ。トラックから玄関先までのわずかな距離も走ってやってくるところは、日本の宅配業者と一緒だ。みんな明るくて元気で愛想がいい。私はネット通販を利用することが多いため、荷物そのものが届くことももちろん嬉しいが、配達のお兄さんに会えるのも楽しみのひとつだったりする。


昔から配達の仕事に興味があったので、日本にいた時(かなーり昔)、NTTの電話帳の配達のバイトをしたことがある。毎年初夏に募集がある、短期(1週間以内)のバイト。担当地区のゼンリン住宅地図(1軒1軒名前が書いてある高級地図)のコピーを渡され、持ち出しの車にたくさんの電話帳を積んで、地図と配達カードを照らし合わせながら、片っ端から配りまくるのだ。バイト代は歩合制で1冊5円前後(だったと思う)。番地が並んでいる都会の住宅地の1冊当たりの単価は安い。田舎は番地も家も並んでおらず、配るのが大変なので、単価は高いのだ。留守の家には玄関先に置いてきてもいいが、古い電話帳を回収すると、そのぶんもお金になるので、一応呼び鈴は鳴らす。当時、私が担当になったのは、あまり足を踏み入れたことがなく、土地勘もない、かなりの田舎エリア。地図上では立派な道があぜ道のような細い道だったり、1軒1軒が遠く離れていたりで、かなり配達は大変だったのだが、地図を見て家を探すのが好きな私にはうってつけの仕事だった。車のすれ違いが困難な細い道での運転や、狭い場所での駐車など、高度な運転技術も身に付いた(ような気がする)。唯一苦手だったのが、埃っぽい電話帳を運ばないといけなかったこと。私は手が汚れるのが大嫌いなので、お金、新聞、ダンボール箱のように、触ると手が黒くなるものに触れるのが嫌なのだ。これさえクリアできれば、配達の仕事、向いていると思うのだけどな。


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この記事へのコメント
電話帳配達!あたしもやったことあります。(あたしが、というか母のをお供をした)
家の周辺はもう担当者が決まっていて、母の実家付近で電話帳を配ったのですが、小山(丘と呼ぶには大きいけれど、山というほど立派ではない。)が多く、車もバイクも入れないような細い道や階段が多かったので大変でした。
飼い犬に吠えられ追いかけられ、土地柄アメリカ人が多く言葉の壁を感じ、なんだか物凄く疲れた記憶が強いです(笑)

配達の仕事…色々な人のところに出かけていくのは楽しそうだし手が汚れるのも耐えられるけど、あたしの場合、車の運転がダメかも(笑)本当に下手なのです。運転。
教習所の3段階でハンコを押す欄が足りなくなるくらい路上教習をしました(苦笑)
Posted by がら at 2007.08.03 10:53 | 編集
今、うちに来てくれる郵便配達の方(特に書留系の気がする。。。)は若い女の子です。20代前半だと思う。バイトなのかもしれないけど、結構かわいい子で、いつも鼻の頭に汗をかきながら、一生懸命、配達してくれるので、ご苦労様、というこちらの声にも気合が入ります(走ってきたりしてかわいいのだ^^)。
tomoさん、爽やかな配達員さんになりそうだわー。自転車で回ってる方もいますよねー。帰国後、愛車と一緒に、というのも楽しそうですねえ。
Posted by こるー at 2007.08.03 22:12 | 編集
>がらさん
がらさん(&お母様)もご経験がおありでしたか。
そうそう、1冊当たりの儲けが少なくても、配るのが楽な住宅地のほうが人気があって、あっという間に担当が決まってしまうのですよね。
がらさんが配った地域と私が配った地域の田舎具合、とてもよく似ていると思います。
つながれている飼い犬に吠えられて、玄関先まで近付けなかったり、苦労して辿り着いたと思ったら、車の向きも変えられないような行き止まりで、ひたすら細い道をバックで戻ったり。アメリカ人などはまったくおらず、農家のおばあさんばかりでしたけどね(笑)。
>教習所の3段階でハンコを押す欄が足りなくなるくらい路上教習をしました
というところに、がらさんの若さを感じましたよー。私は免許を取ったのがあまりにも昔なので、3段階とか細かいこと、さっぱり覚えていません(笑)。でもスムーズに取れたことだけは覚えています。自分では運転うまいと思っているのに、トムにはいつも運転が荒いと怒られるのですよ(泣)。

>こるーさん
以前は若い女の子の郵便配達員なんていなかったですよねー。それとも土地柄?日本だとスーパーカブか自転車での配達になるのかな。
日本の宅急便屋さんも、爽やかな若者が多いですよね。昔から通販好きだったので、本当にお世話になりました。
日本に帰ったら、やっぱり配達員かな?でも日本は暑くて寒いからつらそうだー(←根性なし)。
Posted by tomo at 2007.08.04 08:54 | 編集
恐らく、tomoさんもきっと同じ流れで免許を取られたと思います。(2段階までは教習所内教習、仮免試験後、3、4段階で路上教習、試験場に行って免許獲得)
ただ、あたしは物凄く長く通ったので、随分経った今も忘れられないのです(笑)

tomoさん…今は2段階になったそうですよ。
近所の子に聞いてびっくりしてしまいました(苦笑)
Posted by がら at 2007.08.05 14:38 | 編集
>がらさん
そうですか、がらさんも私と同じ流れで免許を取ったのですね。あ、でもオートマ免許なんて、私の時代にはなかったですよ(←ちょっぴり自慢)。おかげで、ちゃんとマニュアル車も運転できます(たぶん)。
2段階になったということは、教習時間が少なくなったのかしら。それは問題だわっ!!事故が増えちゃう。自分が免許を取った後になら何でも言えるのですー(笑)。
Posted by tomo at 2007.08.07 08:29 | 編集
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