2008.11.23

メキシコシティー3日目

予想どおりと言えば、そのとおり。この日の朝は、地の底から獣が目覚める時の唸り声、ではなくて、トムの激しいゲロ音で目を覚ました。寝る前はあんなにご機嫌だったのに。この日は、ゴルフ場でバフェのブランチを食べて、昼からラウンドという予定。朝のマニスの散歩もトムは来なかった(起き上がれなかった)。

前日の公園の散歩とは打って変わって、この日は、いかにも大都会の週末の朝という独特な静けさの中、街中を歩いた。おしゃれなカフェやレストランがいっぱいで、ヨーロッパにいるよう。

ゴルフ場への出発時間になっても、トムの体調は回復しない。それでも「今日はゴルフはやめにする?」などと優しい言葉はかけないよ。だってみんなやる気満々なのだもの(特にHさんと私)。ゴルフ場への車中はゲロ袋を握り締めたまま、会話にもまったく参加しないトム。私たちがおいしいバフェのブランチを食べている間も、トムは席を外したままだった(どこにいたのかは不明)。ここで食べたサボテンのパイナップル割りジュースが美味。いかにも体に良さそうなのだけど、飲みやすくて爽やか。

前日のラウンドではまったく練習する時間がなく、それがスコアがまとまらなかった理由の1つだと信じている私たち(主にHさんと私)なので、この日はたっぷり練習時間をとった。練習場に行くと、いつの間にかボールボーイがゴルフバッグを打席に運んできて、ボールも持ってきてくれる。アプローチ練習場もあって、快適、快適。

トムもいつの間にか練習を始めており、ラウンド開始時には、(気合で?)完全復活していたのであった。

ロベルト今日のキャディは、年若いロベルト。Hさんによると、キャディさんには1軍と2軍(見習い)があり、1軍の人は年に1回トーナメントがあってその順位がキャディ服に背番号のようについているらしい。ロベルトは2軍キャディ。1軍キャディだけでも94人いるということだったので、空いている日には仕事につくのもなかなか大変なのかもしれない。

ロベルトに英語を話すかどうか聞くと「un poco(少し)」ということ。私もスペイン語を un poco 話すと返し、微妙に会話が噛み合わないコンビがスタートしたのであった。今日もオネストジョン&ショートパットでペナルティー。

最初2ホールくらい、ロベルトがグリーンの傾斜を間違えたので、その後信用すべきかどうか迷ったのだが、自分でもしっかり傾斜を見つつ、基本的に彼の言うことを信じることにした。前日よりショットが安定してきたので、長いホールでもきっちりボギーオンできるようになってきた。さらに前日苦しんだバンカーショットも、ラウンド前の練習で勘を取り戻したので、大叩きの原因にはならず。後半は、ロベルトとのコンビネーションが良くなり、長めのパットがけっこう入った。そんな時は彼もとっても嬉しそう。「PAR!」と気合の入った叫び声を上げてくれる。おかげで目標の100切りを達成(95)。Hさんは練習の成果が早速出て、アプローチがぐっと良くなり、見事87。パットのショートも、私が1回、Hさんが2回、ゆーこさんとトムはゼロと、前回に比べてさらに良くなった。

ラウンド中Hさんとゆーこさんとはサンディエゴで何度も一緒にラウンドしたけれど、メキシコシティーでのこの2日間のラウンドは、一生忘れがたいものとなりそうだ。秋晴れの青空、美しいフェアウェイの緑、今でも目に焼きついている。本当に楽しかった。メキシコまでわざわざマイクラブを持って行ってまでゴルフをする人などいないと皆に言われたけれど、やっぱりゴルフをして良かった。Hさんゆーこさんとのラウンドだからこそ良かったのだろう。

メキシコの日曜日の夜は、レストランがどこも早く閉まる、もしくはお休みの場合が多いということで、最後のディナーの選択肢は少ない。しかし、この日に行った「燦鳥」という日本料理屋さんで食べた味噌鍋はなかなかおいしかった。メキシコでもこんなちゃんとした日本食が食べられるのだと安心。それにしても、お2人のスペイン語の会話力にはたいそう驚かされた。ガードマンと話すのも、レストランでお店の人と話すのも、完全にスペイン語なのだけど、1度も聞き返したり聞き返されたりすることなく、きちんと会話が成立するのだ。スペイン語に関する私の質問にも即答。海外赴任生活が長いだけに、新しい土地に順応し、その土地を楽しもうという心意気が本当に素晴らしい。彼らならどこに行っても心配はない。

家に帰って荷造りをした後は、たまたまNHKの衛星放送でやっていた、キムタク主演「武士の一分」を鑑賞。家はとても広ーいのだけど、こたつのあるファミリールームに4人と1匹でこじんまりと集っているところがなんとも微笑ましい。この日は、小さいシングルベッドで、トムとマニスと川の字になって仲睦まじく眠りについたのであった。
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この記事へのコメント
トムさん…大変でしたね。(tomoさんも?)
あたしはリバースするほどは飲まないことにしているのですが(二日酔いにならない程度)、たくさん飲む人に言わせると、飲みまくった翌朝必ず「反省タイム」がやってくるとか…「いくら楽しかったとは言え、どうしてこんなに具合が悪くなるまで飲んでしまったのだろう…?」と考えるらしいです。

でもお昼前に復活できるとは…やはりきちんと体を動かしているからでしょうか?さすがです!


ヨーロッパのような美しい街並み、サービスの良いお店。
でもボディーガードが必要なんて…なんだか不思議な国ですね。メキシコって。
個人的には辛い物の宝庫なのでは?と思っていたのですが、そうでもないようですね(笑)
Posted by がら at 2008.12.01 15:33 | 編集
>がらさん
トムには、上質なテキーラは悪酔いしないという思い込みがあったようですが、やっぱり飲みすぎるとダメですね~(笑)。トムはお酒が大好きだけど、それほど強いわけではないようです。
2日酔いの人にしてあげられることなど限られているので、トムが勝手に回復するまで、ほぼ放置状態でした(←冷たい妻です)。
メキシコは、今の大統領が麻薬組織の締め付けを厳しくするようになって、それに反発した組織が各地でテロとかやっているのです。貧富の差が激しいことも、治安の悪い原因なのでしょう。
それでも、基本的にメキシコ人は、素直で優しくて純粋な人たちなのだと今回の旅でしみじみ思いました。
Posted by tomo at 2008.12.02 11:14 | 編集
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