2008.12.08

Tissue Graft (歯茎の結合組織移植)

今朝、歯茎専門医にて Tissue Graft (歯茎の結合組織移植)を受けてきた。局所麻酔なので、術後も自分で運転して帰れるだろうと思ったが、トムが送り迎えをしてくれた。

最初に歯茎に麻酔注射のための麻酔薬を塗ってくれる。その後、処置する歯の周辺と、組織をとる上顎部分に麻酔注射。局所麻酔なのに、いい具合に眠くなってきた。担当のジョンという先生は、とても優しいジェントルマンで、ゆっくり説明しながら処置を進めてくれる。まず、2本の歯のクリーニング。写真で見てわかるように、歯の根元がかなり茶色になっている。これをきれいにしてくれた。麻酔をしているので、歯に何かが当たる感触はわかるのだけど、何をやっているのかは具体的にはわからない。その後、右の上顎の粘膜部分を何箇所か摘み取られた。これだけがちょっと痛かった。これで組織を取ったのかと思ったけど、その後、右の上の歯のすぐ裏側辺りを切ってそこから組織を取っている感じだったので、最初に摘み取ったのは、何のためかわからず(口を開けっぱなしなので、疑問を口にすることができない)。次に該当する歯の辺りで何らかの処置をしている。たぶんこれが移植。歯茎を縫い付けたらしい。縫われている感触はわからなかったが、糸が口の周りに垂れていたので、あぁ今縫っているんだなーとわかった。最後に、組織を取った右の上顎を縫っておしまい。最初は怖くてたまらなかったけど、痛みを感じないことがわかると、けっこう冷静でいられた。最初に麻酔をしてから、全部終わるまで、なんと1時間半。15分くらいで終わるものだと勝手に思っていたので、かなり驚いた。2本まとめてやったから、時間がかかったのか。

リテーナーをはめてみて、患部に当たるかどうかチェック。大丈夫だったので、すぐにリテーナーを装着することになった。直接患部に当たりさえしなければ、むしろプロテクトの役割になるらしい。

終わって家に帰ってからも、怖くて患部を鏡で見ることができない。帰宅後すぐ処方された強力痛み止めを飲んだので、麻酔が切れてからもまったく痛みはないが、少し前にネットで見た術後すぐの写真というのが非常に怖かったのだ。トムに写真を撮ってもらっておそるおそる見ると、ネットで見た写真と違ってとてもきれいな仕上がり。まだ歯茎の色は違うけど、ちゃんと収まるべきところに収まっている。

写真を見たい人は、「続きを読む」をクリックしてください。そんなに怖くないです。

病院からの帰りにWhole Foodsで買ったスープやら柔らかめのお惣菜をすぐ食べても大丈夫だった。口の中って案外強いのね~。

私を家に送り返した後会社に行ったトムから電話があった。以前私たちが住んでいた家のすぐ近くが火事になっていると言う。ニュースを見たら、なんと、FA18という戦闘機が民家に墜落したとのこと。前の家から900メートルくらいの場所で、毎日犬の散歩やランニングで通っていたところだ。すでに3人の死亡が確認されている。パイロットはパラシュートで脱出して無事とのこと。この辺り(University City)は海軍の基地のすぐ西に位置し、毎日たくさんの飛行機が低空を飛んでいるのを目にする。私は1年に1度くらい、飛行機が自分に向かって落ちてくる夢を見るのだが、それが現実のものになったようで非常に恐ろしい。これから一生、飛行場の近くに住むのはやめようと決意をあらたにした。


Before

術前。
前歯の横の歯とその奥の歯の2本の歯茎に移植手術。茶色くなったところは移植前にクリーニング。


After


術後。
リテーナー装着状態。



この記事へのトラックバックURL
http://crazytomo69.blog39.fc2.com/tb.php/591-9eb149dd
この記事へのトラックバック
この記事へのコメント
ドキドキしながら「続きを読む」をクリックしましたが、大丈夫でした。私も歯茎が後退している歯があるのですが、tomoさんと同じ治療を受けたら見た目がマシになるんでしょうか。それにしても、術後すぐに食べても平気って口の中は回復が早いんですね。
Posted by emmynyaa at 2008.12.09 15:15 | 編集
歯茎の移植…こんな風になるのですね。
ちなみに組織(?)を取った上顎の粘膜はまた元通りになるのでしょうか?
30才を過ぎ、年々歯茎が痩せていっているのを感じる今日この頃。こういう技術があるなら、心の支えになります。(大袈裟)

戦闘機墜落のニュース。
日本でも伝えていました。サンディエゴと言っていたので気になっていたのです。
現在のtomoさん宅には大きな影響はなかったのですね。
よかったよかった。
Posted by がら at 2008.12.09 17:04 | 編集
歯茎がこんな風に移植できるなんて知りませんでした。しかも直後でこんなにきれいだなんて驚きです。
戦闘機墜落現場は本当に近くでしたね。
学校に墜落するよりはずっと犠牲者は少ないと思いますが、幼い命が奪われたと思うとやりきれませんね。
Posted by ゆーこ at 2008.12.10 01:00 | 編集
麻酔が効いていても何をやっているのか想像できてしまうとちょっとコワイですね。それにしても、tomoさん、冷静です~!
墜落事故現場、やはり前のお家から近かったのですね。我が家も昨日は日本の家族や友人から安否確認の連絡が沢山入りました。山火事の危険が無い場所でもこんな危険があったなんて。。今日は飛行機の音を聞くのが怖かったです。。
Posted by na at 2008.12.10 11:20 | 編集
手術お疲れ様でした。1時間半も大変でしたね。歯茎があんな風にくっつくなんてすごいー。頑張った甲斐あって、キレイな歯&素敵な口もとはもうすぐですね。
私は30歳の時矯正したのですが(子どもの頃途中でやめてしまいまして)終わった時はすっごく嬉しくて鏡の前で何十回もニッコリしましたっけ。歯並びがいいっていうのはスバラシ~ですよね。私も歯には相当お金をかけてきました。その割には日頃のケアがいい加減なんですが・・・。

飛行機の墜落にはビックリしました。こちらでもいろんなニュースでやってましたよ。ミラマーのあたりに違いないけどどこだろう・・・って思っていたんですが、Univ. Cityでしたか。うちも引っ越した当初しばらく住んでたんですよ。馴染みのある場所だけにショックです・・・。
Posted by Sayuri at 2008.12.11 21:10 | 編集
>emmynyaaさん
年とともに少しずつ歯茎が後退してくる人が多いのですよね。組織移植をしたら、簡単に見た目の改善ができると思いますよ~。私のこの歯&歯茎は、笑ったりしゃべったりしても全然見えない部分なのですが、少しでも丈夫になればと思って移植に踏み切りました。
口の中の回復の早さには私も驚きました。まったく痛みはないのですが、口の中にまだ糸が残っているので、少し違和感はあります。

>がらさん
組織を取った部分もあっという間に元に戻るようです。どうやら、上顎部分は、切り目を入れてその中の組織を取ったのではないかと推測しています。なので、切り目をきれいに縫ってしまえば、術後すぐでも、見た目はわからないくらいだと思います。
日本では数はかなり少ないようですが、同じように歯茎の組織移植をやっている歯医者さんはあるようです。
戦闘機の墜落、恐れていたことがついに現実となりました。めったにない事故とはいえ、やはり空港のそばはちょっと怖いですね~。

>ゆーこさん
口の中の組織ってすごいですよね。「今まで上顎の一部として生きてきましたが、今日からは歯茎になります。周りの組織のみなさん、どうぞよろしく」って感じでしょうか。
戦闘機の墜落事故、まだ前の家に住んでいた時だったら、事故以降、怖くて家にいられなかったと思います。実は以前から頭上を飛んでいく飛行機を眺めては、いつか落ちてくるに違いないとドキドキしていたのです。あのエリアに住んでいる人たち、これから不安感はずっと続くのでしょうね。

>naちゃん
最初は怖くて怖くてたまらなかったのですが、麻酔でまったく感覚がなくなると、逆に何をやっているのかとても気になってくるのです。1時間半と長かったですが、終わってみるとあっという間の出来事でした。
戦闘機の墜落事故、naちゃんの家の辺りも近いので、決して穏やかな気持ちでいられないでしょう~。私の前の家は滑走路の延長上にあったので、危険度が高かったと思います。今回の事故現場もうちからさらに延長したポイントなのですよねぇ。

>Sayuriさん
私も今まで知らなかったのですが、口の中の組織ってすごいみたいです。細胞の再生能力が高いのでしょうかね。私も思った以上にきれいになりそうなので、楽しみなのです。
Sayuriさんも矯正済みのきれいな歯並びの持ち主でいらっしゃるのですね。私もトータルでいったいいくらかかったことか・・・^_^;でも健康な歯は一生の財産ですからね、先行投資した気分でおります。
ユニバーシティーシティーって、古い一戸建てが並ぶ静かな住宅地なのですよね。あんな場所で悲惨な事故が起こったことを想像しただけで、とても悲しい気持ちになります。
Posted by tomo at 2008.12.12 12:37 | 編集
管理者にだけ表示を許可する