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2009.08.31

出発当日のちょっとしたトラブル

いよいよ日本へ発つ日がやってきた。早めに起きて支度をしていても、うめこはなかなかおしっこをしてくれない。犬は外に連れ出せばいつでも簡単におしっこをするけれど、猫はトイレの前に連れて行ったからといって、すぐしてくれるわけでもない。ギリギリまで待ったが、ついにうめこはおしっこをすることなく、ケージに入れなくてはいけなくなった。私が朝起きたのが6時。最後にうめこがおしっこをしたのは、いったいいつだったのだろう。

空港までは、あづ。さんご夫婦が車で送ってくれた。大好きなお2人がいるせいか、あんこには緊張感がない。今回はJAL利用で、ニューヨークJFK空港からの出発。空港までは、素敵な海沿いの道を通って約1時間半。途中、砂浜に降りることができるレストエリアがあったので、そこであんこの最後のおしっこを済ませた。その時に、どうしてもうめこにおしっこをさせたい私は、首輪にあんこの紐をつけて、砂浜と駐車場の間にある植え込みエリアに行くことにした。足場が砂なので、うめこがおしっこをするといいなーと思って。紐をつけて植え込みを低い姿勢で歩くうめこ。でもなかなかおしっこをしない。やっぱり外じゃ落ち着かないよね。仕方ない、車に戻ろうと思った時にちょうど、引き紐をぐっと引っ張ってブッシュのほうに歩こうとしたうめこの首輪が突然外れた。その衝撃に驚いたこともあって、うめこがどんどん勝手に歩いていってしまう。こんな海辺でうめこが迷子になったら、短時間で見つかる確率は低いだろう。ただでさえ警戒態勢のうめこは、追いかけると逃げていく。優しくうめこの名前を呼んで少し気が緩んだ瞬間に、一気にうめこを捕獲。脱走時間は約30秒。私も必死であった。うめこの首輪は、強く引っ張ると外れるようなしくみになっている。アメリカの猫用首輪は、不慮の事故(どこかに首輪が引っ掛かるなど)に備えて、そういう作りになっているものが多いのだ。そんなことをうっかり忘れ、首輪に紐をつけてしまったバカな私。こんなことになるなら、機内でおしっこをしちゃったほうが全然いい。その時、あづ。さん夫妻は車であんこと待機、トムはなかなかおしっこをしないうめこにしびれを切らし、自分がトイレに行っていたので、その場にいたのは私ひとり。頭が一瞬真っ白になったけど、正直トムが近くにいなくて正解。トムが追いかけたら、うめこは大ダッシュで遠くに逃げていったに違いない。

空港に着いてチェックイン。JALのカウンターでは、日本の検疫書類をすべてコピーされてほしいと言われた。あんこはなぜかとっても落ち着いている。フライト出発時間の1時間少し前になったら犬猫たちを飛行機に運ぶので、その時にまた連れて来て欲しいということだったので、出発ロビーにあるカフェで、あんことうめこのケージを横に置いてあづ。さんたちとおしゃべり。時間になったのでまたカウンターに戻り、最後のお別れ。ファーストクラスと発券カウンターの間で、ゴルフバッグやファーストクラスの人のバッグと一緒に置かれたケージの中で、あんこは早くもウトウトしていた。これなら大丈夫そうだ。あづ。さんたちと別れてゲートに向かった。

あんことうめこ@チェックインカウンター


←とってもお利口にしているあんことうめこ。


ほどなく、トムの名前が放送で呼ばれ、チェックインカウンターに来て欲しいとのこと。そうはいってももう出国審査は通ってしまったので、ラウンジに行ってそのことを話したら、チェックインカウンターにいたお兄さんが飛んできた。なんと、犬猫たちを一度ケージから出して、ケージのX線検査をしたいとのこと。なんだー、そんなこと早く言ってよー。お兄さんと一緒にカウンターに戻り、あんこたちと再会。そこには、同じく呼び出し放送を聞いたあづ。さんたちも戻ってきていた。カウンター脇で犬猫をケージから出すと、係りの人が少し離れた場所にあるX線検査の機械のところにケージを持っていって検査を始めた。あんこは紐をつけているからいいけど、うめこは首輪だけなので、私がしゃがみこんで全身でうめこを抱っこ。さっきみたいなことは、絶対あってはならないからね。

ケージのチェックをしているX線検査の機械のところに犬猫と共に呼ばれた。こっちにケージを持ってきてくれればいいものを、おかげでうめこを抱いたまま、ロビー内を30メートルほど歩かないといけない。連れて行っても、まだケージのチェック中でうめこを抱いたまま待たされる。先にあんこのケージのチェックが終わったので、あんこを中に入れることになった。いつもはおとなしくケージに入るのに、この時に限ってなぜか嫌がるあんこ。トムが紐を無理矢理引っ張ってケージに入れようとしたら、なんとあんこから首輪が抜けてしまった。しゃがみこんでうめこを抱きかかえる私の横を走り抜けていく、あんこのクルリン尻尾とぷりぷりのお尻が忘れられない。係りの人たち(X線検査をする外人さん)はみんな大笑い。呆然として一瞬固まっていたトムが、あんこを追って走り始めた。私はまだうめこを抱いたままで一緒に行くことはできないのに、なかなかあんことトムは戻ってこない。時間にして2~3分後、やっとあんこを抱いたトムが戻ってきた。またまた係りの人たちは大笑い。捕獲できた後だから私も一緒に笑えたけど、それまでは焦りまくりだった。

JALのカウンター付近で私たちの荷物を見ていてくれたあづ。さん夫婦は、あんこがひとりで走ってくる姿を見て相当驚いたと思うけど、咄嗟にあんこの名前を呼んでくれたおかげであんこのスピードが落ち、後ろから全速力で走ってきたトムがなんとか追いつけたらしい。あんこも別に逃げたくて逃げたというより、よく訳がわからないまま追いかけられるから逃げていただけなので、雑踏の中で突然自分の名前を呼ばれて我に返ったのだろう。あんこが走った距離は30~40メートル。JFK空港の出発ロビーを首輪もつけずに走る柴犬(もどき)、そこに居合わせた人たちはみなかなり驚いたに違いない。みな笑っていたらしいけど、その気持ちわかります。

今度こそ、あづ。さんたちと最後のお別れ。最後の最後まで本当にお世話になった。

ゲートに向かいながら、笑いが止まらないトムと私。その時は焦ったけど、後になるとおかしくてたまらない。私はトムがあんこの紐を引っ張った時に「そっちの方向(前)に紐を引っ張ると首輪が抜けるからダメ」と何度も言っていたのに、トムには意味がよくわからなかったらしい。私はあんこを飼い始めた頃、これで何度もあんこに脱走された。犬が前脚を突っ張って歩きたがらない時には、紐を引っ張ってはダメなのだ。首輪も胴輪も意外と簡単に抜けてしまう。あんこがケージに入りたがらない時は、無理矢理引っ張るのではなく、「ハウス」と命令すればちゃんと入るし、躊躇していても後ろから軽く体を押せば必ず入るものだ。犬は前に引っ張ると後ずさるけど、後ろから追い掛ければ前に進む動物だと思う。トムはあんこたちと暮らし始めて5年以上経つのに、いまだに犬猫のことがわかっていない(笑)。頼むよー、トムさん!

それにしても、チェックインの前に犬猫をケージから出してX線検査をするとは思っていなかった。2年前友人夫婦が猫連れでロス空港から帰国した時は猫を機内持ち込みしたので、人間がX線検査を受けるところで、猫は飼い主が抱っこしてX線を通り、ケージは他の手荷物と一緒に機械を通すのを見ていた。大変だけどそういうものなのかーと思っていたが、結局犬猫を預け荷物をする場合にも同じというわけだ。たしかに、ケージの中に爆弾を仕掛けるテロリストとかいるかもしれないもんね。それは仕方がないと思う。ただ、X線の機械がある場所まで犬猫をケージに入れたまま連れて行ってその場で出せばいいものを、カウンターで犬猫を出してから、その後ケージの所まで数十メートル歩かなければいけなかったことには不満がある。猫飼いのみなさまにはわかってもらえると思うけど、猫を外で抱いて歩くのは大変なのだよー(うめこは家の中でも大変!)。
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この記事へのコメント
この記事が読めるということは、無事到着されたのですね。
次々に起こる脱走の瞬間に、読んでいてハラハラしてしまいました。
うめこちゃんの首輪が外れた30秒がさぞ長く感じられたことでしょう。
笑い話になって、本当によかったです。
お疲れ様でした。
Posted by daysofWLA at 2009.09.03 07:32 | 編集
おかえりなさいっ^^

もう、これが書けているということは、日本に無事、着いて、PCの前に座ることができたと言うことですよね。良かった、良かった♪

脱走、、、LAの空港で猫をX線通すのに、かなり必死に押さえつけていた自分たちをありありと思い出しましたよ。他人事は思えないっす。捕まえられて良かったよ~

お友達というのもありがたいものですよね。我々も送迎、いろんな人にお世話になりましたので、よくわかります。

気候も、時間の経つスピード(これはほんとに、ね)も、すんごく違うかと思うけど、体調を崩しませんように! 引っ越しもあとひとふんばりでしょうか。日本のおいしいモノを食べてがんばれ~
Posted by こるー at 2009.09.03 08:04 | 編集
おかえりなさい。
そして、うめこちゃん、いらっしゃい。

お引越し、最後の最後まで大変でしたねー。
そうそう、犬のリードは前に引っ張ると抜けるんですよねー。
私も、何度も苦い経験してます。
でも、離ればなれになることなく、みんな揃って日本に帰れてよかったです。

tomoさんの性格上そうもいかないでしょうが、ゆっくりと片付けしてくださいねー。


Posted by うさを at 2009.09.03 11:30 | 編集
おかえりなさい!
記事がアップされたということは無事に日本に着いたのですね。
長旅御苦労さまでした。
そして2度の脱走(笑)に肝を冷やされたでしょう?本当にお疲れ様でした。

しかしうめこちゃん、どこかへ走って行ってしまわないなんて良い子だわ。
おじさんだったらとんでもないところに飛んで行ってしまいそうです(苦笑)
Posted by がら at 2009.09.03 11:57 | 編集
長旅お疲れ様でした。
皆さん無事に日本に到着されたようで、安心しました。

ところで、我が家も猫を連れて、アメリカ国内を飛行機で移動した経験があります。
X線検査の場所で慌しくポケットから細かいものを取り出し、猫を抱っこしてゲートをくぐる。
その時うっかりケージを床に置きっぱなしにしてしまい戻る、とまぁなんとも手際が悪かったです。
猫がするりと腕から抜け出してしまうことだって、十分ありえますからね。
意識が猫のほうに集中していたようです。^^;
Posted by coco at 2009.09.03 15:19 | 編集
長旅お疲れさまでした。
前の記事のコメント欄で空港で何かあったらしいと察したのですが、こんな大脱走があったとは…。あんこちゃんもなかなかやりますね。
楽しい記事がupされているということは、その後は無事に飛び、無事に入国されたということですよね。本当によかったです。
Posted by emmynyaa at 2009.09.03 21:43 | 編集
>daysofWLAさん
てんやわんやでしたが、おかげさまでなんとか無事日本にたどり着きました。
どうして2匹揃って脱走劇を繰り広げちゃうのでしょうね~(笑)。一生忘れられない思い出になりそうです。

>こるーさん
そうそう、ブログで読ませていただいたの、覚えていますよー。猫は大変ですよね。私も空港でうめこを離したら大変だと思い、全身で抱き締めていました。
本当にね、今回に限らずアメリカ赴任中はたくさんの人にお世話になったものです。有り難いことですね。
日本でもマイペースで生活していけたら、と思っています。食べ物は何を食べてもおいしいですね♪太りそうです(笑)。

>うさをさん
戻ってまいりましたー!
犬の首輪や胴輪って、きつく締めていても意外とあっさり抜けますよね。トムも痛い思いをしたので、これからは前に引っ張ることはないでしょう(笑)。
今日犬猫を引き取りに行って、やっと新居での生活が始まります。全部の荷物が届かないと、なかなか落ち着きませんね~。

>がらさん
おかげさまで無事日本に着きました。今日までホテル暮らしでしたが、新居に入ると数日インターネットがないので、頑張ってブログを更新しました。
猫が知らない場所で脱走するのは、致命的ですよね。呼んだって来ないし。私の執念で捕まえたようなものです(笑)。

>cocoさん
やはり猫飼いのみなさんは、苦労されていますよね~。5年半前に日本を出発した時は、犬猫のケージをX線の機械に通すということはなかったのですよ(今は不明です)。犬は紐がついているけど、本当に猫は大変ですね、暴れるし。他にいい方法がないかと思いますが、飛行機の安全は何より大事ですもんね。

>emmynyaaさん
終わってしまえば、何もかもがいい思い出です。その時は汗だくでしたけどね(笑)。
もう2度とこんな思いはしたくない、させたくないとは思っていますが、サラリーマンなのでどうなることやら(笑)。
とりあえず無事入国できたのが、何よりです。
Posted by tomo at 2009.09.04 07:16 | 編集
皆さん書いてらっしゃいますが、とりあえずはご無事の到着おめでとうございます。私もとーっても気になっていたので、安心しました。書類の不備ではなく、思いがけないことが起こるのが動物ですね。早く新居でゆっくりさせてあげたいものです。お疲れ様。
Posted by ゆーこ at 2009.09.04 13:06 | 編集
おかえりなさい!!!
ご無事で何よりです^^。
長旅お疲れさまでした。

あんこちゃんもうめこちゃんも、お揃いで脱走?とは。
ん~~~肝を冷やされましたね^^;
空港での出来事、目に浮かぶようです・・・。
首輪がスポ!っと抜けて、その勢いで一目散。
我に返って戻ったあんこちゃんはエライです!
Posted by ルフュママ at 2009.09.04 17:11 | 編集
>ゆーこさん
やっとネットが通じました。またあらためてメール送りますね。
犬猫の帰国に関してはいろいろありましたが、無事帰国した後に振り返るといい思い出です。ブログにもそのうち書きますが、あんこもうめこもすぐ新居に馴染んで、リラックスしています。犬猫の順応性はたいしたものですね。

>ルフェママさん
遅くなりましたが、ルーファスくんのお誕生日、おめでとうございます!今年も王冠がお似合いでしたよ♪
首輪が抜けて脱走なんて、5年ぶりですが、場所が場所だけになおさら焦りました。ともあれ、おかげさまで無事入国できました。
今は新居で2匹ともリラックスして生活しています。
Posted by tomo at 2009.09.09 17:20 | 編集
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