2012.02.09

「麒麟の翼」

麒麟の翼先週末に、映画「麒麟の翼」をトムと一緒に観に行った。この手の映画はすぐテレビで放送しそうなので、わざわざ映画館で観ることはあまりないのだけど、なにしろ映画の舞台がうちの近所で、去年の夏頃あちこちで撮影しているのを見かけたので、とっても興味があったのだ。原作も読んだ。

公開一週間後だったけれど、満席だった。こんなに混んでいる映画館は、サンディエゴで観た「Bewitched」(ニコール・キッドマン主演の「奥様は魔女」)以来だ(←混んでいたのに面白くなかった)。東野圭吾人気なのか、「新参者」人気なのか。

人形町商店街や甘酒横丁を歩いていると、あちこちに「麒麟の翼」のポスターや出演者のサインが貼ってあるが、実際映画の中には、知っているお店や見覚えのある風景がてんこもり。まるで本当にうちの近くで事件が起きたかのよう。それだけでも、私たちには見所満載な感じだった。

原作にかなり忠実に作ってあり、まったく違和感がなかったし、省略されたエピソードもあまりなかったと思う。ミステリーに興味がなく、原作を読んでいないトムも、「面白かった~」という感想を述べていた。

松坂桃李くんの水着姿がかなりイケてました(演技も良かったです)。
2011.10.15

「エンディングノート」

エンディングノート少し前に、NHKのおはようニッポンで紹介されていた、映画「エンディングノート」を観に行った。ちょうど、「ほぼ日」でも応援コンテンツの連載が始まったので、映画館が混む前に行かねば!と雨の中新宿まで足を延ばした。

近くで上映しているのは、新宿ピカデリーのみ。いつのまにか、新宿ピカデリーがおしゃれなシネコンに変わっていてとてもびっくりした。椅子の背もたれが高く、頭をしっかり支えてくれるのがとても良い。

映画は、「高度経済成長期に熱血営業マンとして駆け抜けたサラリーマンが、定年退職後間もなくガン宣告を受けるも病と真正面から向き合い、最期の日まで前向きに生きる姿を、実の娘の目線で追う。「孫と全力で遊ぶ」「葬式のシミュレーション」など、“段取り命“で会社人生を送ってきた父親らしい余命の過ごし方が微笑ましくも感動を誘うドキュメンタリー」とあります。

「おはようニッポン」で紹介された少しのシーンや監督のインタビューだけで、朝から大泣きしてしまった私。大きなハンカチを握り締めてスクリーンに臨んだが、ただ涙、涙というストーリーではなく、淡々と進む話の中に笑いもあり、感動もありの、まさにエンターテイメントだった。

私は人としての「死に様」に関心がある。まだ若いし健康だけど、自分の「死に様」によく思いをめぐらせる。きっとこの映画の主人公のお父さん以上にきっちりと準備万端に、死を迎えるに違いない。

最後のほうでお父さんとお母さんが2人きりで病室で話しをするシーンは、涙どころか、激しくしゃくり上げそうになって大変だった。しかし、隣りに座るトムも同じ状況、きっと映画館にいたほとんどの人が同じような状況だったことだろう。

作り物の物語のように、気の効いたセリフや出来すぎなシチュエーションはないけれど、普通の言葉のやりとりの中に、本当に大事なものがたくさん詰まっていた。
2010.10.06

「風が強く吹いている」

風が強く吹いているあづ。さんにお借りした「風が強く吹いている」を夢中になって読んだ。ちょうどアメリカにいた時期だったせいか私は知らなかったのだけど、映画化、舞台化、漫画化までされた人気小説なのだねー。

箱根駅伝をテーマにしたありがちなスポコン青春小説なのかと思いながら読み始めたけど、全然違った。10人のランナーたち、竹青荘の大家さん兼監督、商店街の人々など、登場人物にみんな個性があって、人間的で、とても魅力的。そのうえ、舞台である竹青荘がある場所というのは、うちの近所のようだ。街の雰囲気も想像がつくし、親近感が湧く。

同じ寮に住む10人(ほとんどが陸上素人)が箱根駅伝を目指すなんてたしかにファンタジーだけど、決して非現実的というわけではなく、本当にこんな人たちがいるんじゃないかと思えてくる。予選会のしくみとか、駅伝のコースなど、豆知識もついた。

キャプテンであるハイジの言葉は1つ1つ心に沁みた。相手の個性を大事にし、傷つけず、信頼し、成長させる。こんな上司や指導者のもとにいられたら、みんな能力が発揮できて幸せだろうな。

私は走るのが特に好きだというわけではなく、ただレースでいい結果を出したいから日々走っているのだけど、この本を読んでから、前より走るのが好きになった気がする。走っていて、「あれ、なんか気持ちいいぞ。」と思えたりもする。走るという運動は孤独だし、原始的だけど、細胞の一個一個までもが生きていると実感できる。

1冊読み終える間に何度も目頭を熱くして、読み終えた瞬間、また始めから読みたいと思った。毎年箱根駅伝を楽しみにしている人も、毎日走っている人も、そして走ることにあまり興味がない人も、ぜひ読んでみてください。爽やかな感動を味わえます。
2010.06.07

「Sex and the City 2」

Sex and the City 2先日公開されたばかりの「Sex and the City 2」を観に行った。前作を観たのは、2年前のサンディエゴ。あぁ、時が経つのって早い。

平日昼間の映画館はガラガラで快適。新宿バルト9というシネコンに行くのは2回目。椅子の背もたれが高くて、とっても快適。背もたれが低いと、ずるっと浅く腰掛けないともたれられないから疲れるのだ。

前作で結婚したキャリーとビッグが、結婚2年でちょっと倦怠期に。そんな時に4人でバカンスに行ったアブダビで、元彼のエイダンと再会したりもする(私は、キャリーが付き合った男性の中で一番エイダンが好きです)。最後には、常識にとらわれない、夫婦のルールとか生き方を模索していく。

一番心に残った言葉は「me and you,just us two」。私もキャリーと同じく、子なし人生を選んだからね。世の中の多くの人とは違うかもしれないけれど、自分たちなりの幸せの形を追いかけていきたいと思う。

トムが、どうして「Sex and the City」には一緒に観に行こうと誘ってくれないのかと聞くので、「トムが観ても、絶対面白くないと思うよ」と答えた。あれはね、女子とゲイが見るべき映画なのだよ。ドラマを観ていなかった人もあまり楽しめないと思う。

この映画を観たら、ニューヨークに行きたくなった。プリンストンに住んでいる時に、もっと遊びに行っておけば良かったなー。
2010.05.25

奥田英朗 「ガール」「家日和」

最近、「告白」「東京島」「八日目の蝉」「私の男」「ルームメイト」など、本屋さんに平積みしてある、人気作家のベストセラーばかり続けて読んだ(文庫本に限る)。どれもハズレなく、面白かった。

しかし、最近の人気作家の中ではこの人がダントツに好きだとあらためて思ったのは、奥田英朗。以前このブログでも感想を書いたことがあるけれど、どれを読んでも本当に面白い。世間を風刺することがあっても、そんな世の中を見る目がいつもほんのり温かい感じがする。

ガール私がBOOK OFFに売らなかった数少ない本の1つ、「ガール」。短編集です。どの話も、爽快でじんわりと温かい気分になる。30代の働く女子(既婚、未婚、子持ち、子なし)必読だけど、40代専業主婦の私にも、主人公たちの気持ちがよーくわかりました。


家日和こちらも短編集の「家日和」。実は以前読んだことがあったのを忘れて、また文庫化されたものを買ってしまった。でもいいの、面白かったから。どの話も読み終わった後に、人生って悪くないな、夫婦ってやっぱりいいな、と思える。奥田さんの小説で単行本化されたものはほとんど読んでしまったから、今度はエッセーも読んでみようかな。
2010.04.23

「1Q84」と「新参者」

1Q84 BOOK 3先週の発売日当日、朝一番で本屋さんに行って、「1Q84 BOOK3」を買ってきた。私が文庫化を待たずに新刊を買うのは、基本的に村上春樹さんと江國香織さんの本だけ。古本屋さんにも売らないし、何度も読み返すからね。

今回も、BOOK3の発売前に、BOOK1とBOOK2を読み返したばかり。主人公の名前と最初と最後の首都高3号線の場面は覚えていたのに、あらすじはまったく覚えていなかったので、初めて読むストーリーのようにワクワク楽しめた。それにしても、去年読んだ時もとっても面白いと感じていたはずなのに、なんだろう、この記憶力の悪さ。BOOK2と違って、BOOK3は希望を感じさせるラストだったので、私としてはスッキリ。

一方、「このミステリーがすごい!2010」で1位になった東野圭吾の「新参者」。本屋で平積みになっているのを横目に見て気になっているけれど文庫化待ち。これが原作となったTBS系ドラマ「新参者」が始まったので早速見てみた。

豪華なキャストも魅力的だけど、なんといってもこのドラマの舞台は日本橋人形町。実は私たちが来年引っ越すのはこの界隈なのだ。見慣れた通りや店構えがたくさん出てきて、それだけでも面白い。主題歌は山下達郎の「街物語」。彼はこの曲を書き下ろすにあたり、人形町を2日間かけて探索し、イメージを膨らませたとのこと。第1話は、豪華キャストのわりには地味な展開であまりキャッチーではなかったのだけど、最後の10分は下町人情が溢れるセリフがいっぱいで、気付くと横でトムが涙ぐんでいた。東野圭吾原作の映画「容疑者Xの献身」でも、浜町公園や清洲橋などあの界隈がロケに使われているのだけど、何か関連があるのでしょうかね。
2010.01.23

「今度は愛妻家」

TVでCMを見た時からずっと気になっていた映画、「今度は愛妻家」を観に行った。主演は薬師丸ひろ子と豊川悦司。

お昼を食べる時間がなくて、同じビル内にあるマックでフィレオチキンセットを食べてしまった。あーん、ダイエット中なのにー。

先週末公開されたばかりだから、混んでいるかと思ったけれど、座席は半分くらい空いていた。観客の年齢層も高め、ひとりで見に来ている50代くらいのおじさんもたくさんいる。

トムは、「今度は愛妻家」というタイトルだけで泣きそうだと言う。それどころか、本編が始まる前の東京ガスのCM(嫁入り直前の娘が、久しぶりにお父さんの作ったチャーハンを食べたいというミニドラマ仕立てのCM)を見て涙ぐんでいた。私たちの斜め前に座っていたおじさんも鼻をすすっていた。

内容は、ちょっと予想外の展開もあったりするのだけど、笑ったり泣いたり。結婚して5年以上経った人なら、多かれ少なかれ、身につまされる思いがするはずだ。そうでない人も少しはいるかもしれないけれど。

私なんて、しゃくりあげそうになるところもあったりして、映画が終わった時にはパンパンに目が腫れていた。トムも激しく泣いてむせそうになったと言う。場内がすすり泣きに包まれる一瞬さえあった。周りのおじさんたちも、みんな目頭を押さえていたぞ。

泣きすぎて酸欠になって疲れちゃったね、と寄り道もせず家路に向かった。

ところで、今日でダイエットを始めて1週間。体重は44.5キロから42.5キロになった。まあ順調といってもいい感じなのだけど、なんだかすごくごはんを我慢しているわりには体重の減りが少ないような気もする。

私はいつも夜お風呂から出た時に体重を計っていて、それを記録につけているのだけど、たまに朝にも計ってみると、夜の体重より1キロ近く軽いのだ!これから体重を公表する時は、朝の数値にしよーっと。